群馬独峰会活動日記

写真付きで活動報告や会員募集を行っていきます!
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奥又白合宿 2011.08.13-16

2011年08月17日 14時57分11秒 | 山行記
前橋山岳会さんの夏合宿に便乗させていただき、奥又白池ベースの登攀?に行ってきました。まさによだれが垂れそうなルートですが、なぜ?なのか…。(石橋記)

日  程:平成23年8月13日(土)~17日(水)
ル ー ト:13日 上高地より奥又白池
     14日 前穂4峰正面壁(北条・新村ルート)
     15日 前穂東壁(北壁-Aフェース)
     16日 前穂4峰正面壁(松高ルート)
     17日 奥又白池より上高地
天  候:13日 晴後曇り時々雨
     14日 晴後曇り時々雨
     15日 曇り時々雨
     16日 晴時々曇り(上高地)
     17日 ?
メンバー:13-17 TNDさん(前橋山岳会)、ISIさん(伊勢崎山岳会)
     14-17 TKIさん(前橋山岳会)
     14-16 UTDさん(前橋山岳会)
     13-16 石橋

実は私の合宿は初日の沢渡駐車場で終わっていたのです。荷物を持った瞬間、腰に違和感が…。とりあえず行けるところまで行ってみようと。中畠新道を4時間近くかけて登り切りましたが、今までで一番苦しい山行でした。ご一緒いただいた皆様には大変なご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。

三度目の正直で、次回こそ必ず登りたいものです。

【1日目】
上高地6:30-明神7:10-徳沢8:20-パノラマ新道分岐点9:40-奥又白池13:50

懐かしの明神東稜


くたばっています…。ザックの総重量は27Kg。ビール(3L)とコーラとウイスキー(各500ml)も入っています。
何しに行ったんだか…(大バカ)。


お二人は偵察に出かけました。



【2日目】テントキーパー
前穂奥又白側岩壁。                        4峰正面壁。
 

取り付きを目指す二人をとらえました。


北条・新村ルート4ピッチ目の核心部。リードはISIさん。かなりシビれたそうです。
お二人とも1時間ほどかかりましたが、無事核心部を抜けました。


核心部を抜けた後もかなり悪かったようです。



【3日目】テントキーパー
天気がよければAフェースがばっちり見えるはずですが、雲がかかり上部は全く見えません。お昼頃からは雨も降り出し、テントに避難しました。どうしただろうと心配になり始めた4時頃少しだけガスが晴れ、A沢下降が終わった皆さんの姿が見えました。

朝はこの天気だったのですが…。


前穂東壁。


池付近にもガスが出てきました。


やっと皆さんの姿が見えました。


登攀終了後のISIさんとUTDさん。



【4日目】
奥又白池6:00-徳沢8:30-上高地10:30

私が背負わなければならない荷物もUTDさんに持てるだけ持っていただき、何とか無事に下山しました。

朝、松高ルートに向かう3人。


上高地にて。上部はガスっていますが、松高ルート組はどうだったのでしょうか?



絶対また行くぞ!!

北稜下降の手順

2011年08月09日 17時34分00秒 | 山行記
【北稜下降の手順】

中央稜終了点から北稜下降点までの間に右に行く踏跡があります。これは衝立岩正面壁終了点に続く踏跡ですので、間違えて進まないこと。

懸垂下降1ピッチ目にはしっかりした下降支点(ハンガーボルト)が整備されています。写真を撮り忘れました。

1ピッチ目を降りきったところ    2ピッチ目の支点
 

2ピッチ目を降りきったところ    3ピッチ目の支点
 

3ピッチ目を降りきったところ    4ピッチ目の支点
 

4ピッチ目は熊笹の中を降りていきます。人が入っていないため踏跡が消えつつありますが、流水溝が削れていますので見失わないように。
ロープはシングル(折り返して25M)で足ります。50Mを引っ張って降りると、ロープが絡まってどうしようもなくなります。

4ピッチ目を降りきったところ    5ピッチ目の支点
 

5ピッチ目の最後の部分は、上から見て左へ(降りながらだと、右へ)直角に曲がります。直進して草の中に突っ込まないように注意が必要です。

5ピッチ目を降りきったところ    6ピッチ目の支点
 

6ピッチ目は空中懸垂が含まれます。先頭で降りる人は積極的にバックアップを取りましょう。

6ピッチ目を降りきったところ    7ピッチ目の支点は撮影し忘れ。


フィックスロープを頼りに5Mほどトラバース後、7ピッチ目。このピッチも一部空中懸垂になるところがあります。

7ピッチ目を降りきったところ

ザイルは衝立沢の方へ垂れていますが、壁を降りきった後は矢印の方に進みます。なお、ロープを繰り出しながらトラバースしないと、衝立沢に引っ張り込まれます。

コップスラブ基部からαルンゼへ入るところも踏跡が消えています。

αルンゼから衝立前沢への踏み替え点(掠奪点)も少々わかりにくいです。

掠奪点よりαルンゼ


掠奪点よりβルンゼ


掠奪点よりγルンゼ


衝立前沢を下り、本谷出合手前の滝には懸垂支点があります。水量にもよりますが、クライムダウンも可能です。

谷川岳一ノ倉沢中央稜 2011.08.07

2011年08月08日 17時40分44秒 | 山行記
日  程:平成23年8月7日(日)
ル ー ト:谷川岳一ノ倉沢中央稜-北稜下降
天  候:晴れ時々曇り
メンバー:TDさん、TKIさん(以上、前橋山岳会)、石橋

前日に続いて前橋山岳会のTDさんに誘われ、一ノ倉沢中央稜に行ってきました。
装備担当石橋の大失態があり、皆さんの睡眠時間を削るハメになってしまいました…。

 5:30 新道マチガ沢出合駐車場出発
 6:00 一ノ倉沢出合
 7:20 中央稜取り付き着
 8:00 登攀開始
12:00 登攀終了
15:30 北稜下降、一ノ倉沢出合着

当日一ノ倉沢に入っていたのは、3パーティー。中央稜が先着組と我々の2パーティー、南稜に1パーティー。
この時期は静かなものです。
そろそろヒョングリの滝の雪渓も末期です。崩壊の危険もありますので、ご自身で確認を。
北稜下降中には雷も鳴り出しましたが、何とか雨には降られることなく下山できました。

登攀はTKI氏がオールトップを担当。核心では自らにカツを入れる場面もあり、秘技を織り交ぜながら見事に超えていきました。
なお、通常ルートの3ピッチ目を左から回り込み(2・3ピッチ目を継続、45M)、前パーティーに先行させていただきました。

1年前の同時期にも中央稜に入りましたが、そのときにはリードもしたはずなのに、今回のフォローでの方が難しい気がしました。だんだん4級が難しく感じてくる今日この頃。行け行けドンドンから少し怖さを知ったことと技術体力の衰え(衰えるほどの技術体力はありませんが…)でしょうか。

なお、1年前にも書きましたが、最終ピッチの終了点が未だに使用されていました。
あまりに危険なため、ボルトを2本抜いておきました。現在、終了点はリングボルト1本のみですので、注意してください。

一ノ倉沢出合より


テールリッジにて


中央稜取り付き


オールトップを果たしたTKIさん

榛名黒岩 2011.08.06

2011年08月08日 16時35分54秒 | 山行記
平成23年8月6日、前橋山岳会のお二人(TSMさん、UTDさん)とともに、榛名黒岩に行ってきました。
当初は二子山中央稜に行く予定でしたが、天気が心配だったので榛名黒岩に転進です。

少々のしみ出しもありましたが、登れるところを選びながら遊んできました。

西稜(4級):下部でチョンボしながら登り切る。
大スラブ中央クラック下部(オケラ終了点まで、5.8):アブミセットの練習も兼ねながらリードしました。フリールートなのに、どうどうと「チョンボ」の練習です。
岳友会ルート(5.9):核心を抜けることができませんでした。
何を隠そう私、岳友会ルートは初めてでした。思い切って右足に乗れればいいのですが、プルプルしてしまって、スタンスに力が伝わりません。

もう少し登れるようになりたいものです。(石橋記)

西稜にて。○男ことウッチー(右)とTSMさん(左)。