
EOS 30D/EFS10-22mm
以前にもUPした写真ですいません。ここはうちの近所の細い路地で私は勝手に”猫道”と呼んでいます。この写真ではわからないかもしれませんが、人がすれ違うには歩行を中断し譲り合わなければすれ違えないほどの狭さなんです。高田馬場のこのあたりは区画整備に失敗していて、すぐそこにいけません。辻がきってないので大きく迂回しないと目の前30メートルのところに辿り着けないのです。すれ違う時道を譲ろうとして買ったばかりのショルダーバッグを壁に擦ってしまい泣きが入ることもありました。不便極まりない路地ですが、こういう生活道路はその分思い出も多いわけです。

EOS 7/EF28-135mmIS/Kodak Professional ULTRA COLOR 400UC
この場所が

EOS 30D/EF24-70mm
こんな風になっちゃって・・・。先日もR6で少しご紹介しましたが寂しいものです。どうも建物だけではなく壁も破壊されています。この場所に住んで5年ほどですが、いろんな人にもっとさまざまなドラマを与えた場所なんだろうなと思うと消えてしまうのが残念です。広い路地になって快適になるかもしれませんけど、あの日あの時の甘く切なく時にしょっぱい思い出が消えてなくなるような消失感。これも写真を始めたから持ちえた感性なのでしょうか。
(つづく)