とにかく私は実家裏の田んぼの上空を飛ぶツバメの撮影をしていたのです。しばらくすると横で収穫作業をしていた方がコンバインから降りてこちらにやってきました。
「何を勝手に撮影しているんだ?!」と怒り口調で仰います。
『あの、飛行するツバメの撮影をしているんですけど。』
「そんなのこっちにはしらんわ!こっちにレンズを向けてただろ!」
『いや、向けてませんよ。これはデジカメなので今中身を確認してくださいよ。』
「そんなもん見なきゃいけない義務も筋もない!」
確かにカメラをツバメに追従して振ってるわけですから、レンズが一瞬作業してる方に向いたこともあったかと思います。それは認めなきゃいけない部分です。でも作業や表情を追いかけていないんです。先方は、私が物的証拠を提示するとすぐ申し出ているのにそれを拒否して自論を展開してきます。
『私の行動が不快感を与えたようなら謝ります。すいませんでした。でも、決してそちらを撮影していたのではなく飽くまで鳥の撮影をしていたのだけはご理解いただけないでしょうか?』
「そんなことはカメラやってる奴の勝手な理屈だろ!あんたの事情はどーでもええ!」
『先ほどここに来た時、奥様にこんにちはと声をおかけしたんですが・・・』
「(奥さん)でも気持ち悪いから私は逃げました。ツバメを撮影するとまでは聞いてませんし・・・。」
確かに撮影目的までは告げていませんでした。そこも認めなきゃいけない部分です。しかし気持ち悪いって言われてショックでした;;とにかく取り付く島もないので言い分をしばらく聞いているとわかったことがあります。とにかくレンズを向けられるというのは銃口を向けられるのと同じだというのが先方の主張です。しかもレンズの長さに比例して恐怖心が増すようです。そして先方は私の行為だけじゃなく、私の全てを否定してかかってます。
「お前らは撮られる人間の気持ちってのがわかってないんだよ!カメラ屋のリクツしかない。大体肖像権ってものをわかっちゃいない・・・」
『あの、私あなたを撮影してませんので肖像権ってなんなのですか?ちゃんと肖像権のことは勉強していますよ。』
「何言ってやがんだ!お前のカメラが五十万だか百万だかしらんが川に叩き込むぞ!」
『叩き込みたいのなら構いませんが、あなたの言う肖像権とカメラを壊す行為は別の話なのでこちらも損害を請求するまでです。』
「わからないようだから教えてやる!」
その方は鎌を振りかざし仁王立ちです。
「お前のやってる行為はこういうことなんだよ!お前が子供ならこんな話はしないがいいオトナだろ!もっと常識ってものを考えろ!」
驚きました。鎌を振りかざす人に常識を説かれました。しかし先方にとっては、レンズを向けられることが鎌を振りかざされる行為に相当すると言いたかったのでしょう。そこだけは私も肝に銘じなければいけません。撮影してないのだからちょっと悔しいけど不快感を与えたのは間違いないし、その負い目はあるのでここは引き下がることにしました。だって議論は無駄だと思ったから^^;こちらの言い分は何も聞きたくないんですからね。あとは言われるがままです。
「大体お前の立ってる場所は○○さんの土地だが、○○さんに断ってからそこに入ったのか?そういうのを不法侵入っていうんだ!」
小川の土手に立ってたのですが、そんなことまで言われました;;
『いろいろご迷惑をおかけしたようですいませんでした。で、私はここを去るべきなんでしょうか?』
「ツバメならあっちにも飛んでるだろ!最低百メートル離れて撮影しろ!」
このような事態がカメラを始めてすぐの人に起こったら、ショックでカメラをやめてしまうことでしょう。とにかくカメラってのは私たちが思っているより遥かに嫌われているようです。私自身が悔しいのはおいておいて、あの人のカメラに対する嫌悪感を更に深めてしまったかもしれないのが残念でなりません。お仲間のカメラに携わる皆さんに深くお詫びします。今回のことを教訓にして今後の撮影に臨みたいと思います。
EOS 30D/EF70-300mmIS(1、2枚目トリミング)
まぁ~感じ取り方は人それぞれでしょうが、それにしても大人げないというか・・・
以前に余程酷い目に遭ったとかもあるんでしょうかね?
嫌がっているのに、しつこく追回されて撮られたとか、はたまた写されると困る事でもあるのかと・・・
それだからと言って凶器を振上げて脅すとこともなかろうと・・・
でもこれ、一歩間違うと暴行傷害未遂事件になっちゃいます。
まぁ~あとは撮影地周辺に気を配り、近くの人には一声かけて、気を付けてしかないですし、
まして農地等では、道路に見えて実は敷地内ってこともままあるので気を付けるしかないですね。
町中の雑踏とかも本当は撮りたいんですどね、中々出来ないんですよねぇ~
困った困った
それか他に撮られたくない理由があるか。
でもどりさまの大人な対応は感心します。
ボクならとっくにキレてます^^
鎌を振り上げたりしたら
逆に煽ってしまいます。
ただツバメ撮ってるだけなのに
嫌な気分になったと思います・・・
お気持ちは察しますよ。
ボクも気を付けます^^
話の流れを見ると、どりさまさんに落ち度があったとは思えませんが、色々な方が居られますからね・・
私も同じように望遠使って撮影しますので、警察呼ばれた事が2度ほどありますよ。
それも帰宅途中の小学生を撮ってると通報があったそうです。
警察の方に鳥を撮影していると説明後、デジカメなので撮影した画像をチェックしますかと申し出て事なきを得ましたが、危なく見える人も居るのでしょうね・・
その後、警察官の方にお願いして学校のほうに鳥を撮ってるだけで怪しいものではないと連絡を入れてもらいました。
学校から保護者の方に連絡をまわしていただいた事もありその後は問題なく撮影できてます。
ただ、周辺の方が納得していただけるまで撮影は控えましたし学校や派出所に数回足を運びました・・
撮影時周りに人が居れば先に声を掛けたり、挨拶すると余りトラブルにならないですが
今回のように話をしても理解を得られない(話にならない)場合は話がこじれて思わぬ事態に発展する事もありえますし、引くのが一番でしょうね。
実は私が基本的に街中でスナップ撮影をしない(人の入ったカットを避ける)理由はそこら辺に有ったりします。
おじさんも過去に嫌な目に合ったのかも知れませんが、ちょっと行きすぎな気もします。
鎌を持って威嚇されたらやはり恐いですよね。
しかも誤解ってのが悲しすぎです。
都内に住んでいると、新宿周辺は写真関係の学生なども多いせいかいきなりレンズを向けられ写真を撮られたりします。
外国人のツーリストなどに断りなくいきなり撮られたりするのことも多いです。
また、目立つ車に乗っていると最近は携帯でバンバン撮られたりします。
やはり気持ちの良いものではありません・・・
カメラを趣味とする人間として、難しい問題ですが向き合わなくてはいけませんね・・・
肖像権、個人情報、セクハラ等など中途半端な解釈が世に横行している風もあるし、まったく世の中を舐めている人もいるし、けっきょくはそのときの自分がどっちにとられるかなんでしょうね
法律や権利っての人に迷惑や損害を与えない、あるいは公的な秩序を守るためというのがひとつの目的なんですが道路交通法とっても理解も実践もできてないのが多い
歩道を歩いてたら、自転車にベル鳴らされたり、信号右折待ちのクルマが右に寄せて待ってないため巻き起こる渋滞などなど、人に迷惑をかけちゃうことを意識しない、輩が多いことを
さきに守るべき問題ってのもあるような気がしながら生きてますけどね
それにしてもツバメ撮っていてねぇ~
本当は街角でスナップとかもっと撮りたいのですがね
法的な問題とかふりかざせば、こちらの言い分にも理があるのは承知してますが、
無用なトラブルは避けるが信条ですので、即座に謝って、相手もまあ謝るんだったらヨシ!みたいになりました。
今件のおじさんの「鎌振り上げ」は立派な犯罪に値しそうですが、
撮る側のボクたちも主張しすぎはどうかと思いますし、
とりあえず謝っておけば・・・って感じですかね~。
私もどちらかというと写されたくないほうなので、
このおじさんの言われることは少なからず理解できます。
(それにしても、おじさん激しいですね^^;)
撮影目的がわからないのは気持ち悪いと思いますよ。
そうすると観光地や公園での撮影が増えますね~。
農地での撮影は人がいない時を狙う、とか^^
私のところは田舎。農地もたくさんあります^^;
今回の記事を読んで、気をつけなくちゃなぁと改めて思いました。
私は直接文句を言われたことはないのですが、たまたまカメラがその人のいる方向を向いていて(決してその人を撮るつもりはなかったのですが)嫌な顔をされたことは何度かあります。
その人を撮るつもりがこちらにまったくなくても、誤解を与えてしまう可能性はあるでしょう。
ただ、今回の場合、どりさまさんは正真正銘、その方を撮られていたわけではないですし、ちゃんと撮影した写真も見せますと言ったのに、明らかに先方は過剰反応してどりさまさんの主張をまったく聞き入れようとしなかったわけですよね。
腹が立つというより悲しくなってきてしまいました。
話し合う余地さえないもどかしさ、っていう状況が一番悔しいし、ツライです。
ご実家の裏の田んぼということですので、これまでにも撮影されていたことはあるでしょうし、もしかしたらどりさまさんのご両親やご近所の方と面識のある方かもしれませんよね。
その方もどりさまさんのようにもう少し大人な対応が出来なかったのかなと思います。
これはどりさまさんに限らず写真を趣味にする人にとってはいつ自分にふりかかるか分からない問題ですので、真摯に受け止めてしっかりと肝に銘じたいと思います。
こんちは(*^O^*)
うわ~,ツバメの素晴らしい写真!特に2枚目の背景なんかだと
アタシは絶対無理だあ・・って思っていたら,本文読んでびっくり!
世の中には色々な方がいらっしゃいますが,大変なご経験をされましたね。
でも,それを詳しくアップしてくれてありがとうございます。
いちアマチュアカメラマンとして教えられました。
アタシの場合,子供と一緒の事が多いので文句を言われたことはありません。多分親ばかエナジーが溢れているからでしょう(笑)。
ただ,やはり嫌悪感を与える可能性が多々あるってことは肝に銘じます。
ありがとうございました。