世の中「唾棄すべき」なんて掃いて捨てる程有る訳で。
故に敢えて態々好き好んで見に行く必要も無い筈で。
けれど人の世ではそれら含みて「普遍的」と言う。
自分は描くなら書くなら美しいものを。
自分にとって創作とはそういうもの。
4/9「鏑木清方展」の余韻冷めやらぬ翌日に聞いた話の事。
美しくないものでも小説の「ねた」にはなるが「価値」が無い。
淹れたまま冷めてしまった珈琲を見る。飲む。価値をみる。
「なんでもない一瞬が、なによりも美しい。」
没後五〇年「鏑木清方展」2022.3.18(金)ー5.8(日)東京国立近代美術館