だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

洋裁VS編物

2018年05月09日 | 日々の暮らし
2011年NHKの朝ドラに登場した「ワンピース」これは、コシノ3姉妹のお母さんの自叙伝を元に作られた作品で、戦前戦後を洋裁道を走りきった主人公の話だった。

何かの拍子にちょろっと見たら、勿論あんなに立派な経歴こそ無いけれど、戦争も体験していないけど、子育てのまっただ中に、仕事、身内の死など、急流下りのようなお母さんの毎日に思いっきり感情移入してしまい、ついつい、NHKオンデマンドに加入して、見入ってしまった。

お母さんのポジティブな生き方が、痛快で、面白い。

夫を戦争で無くし、3人の娘を育てながら、逞しく生きる母。

たくましくならざるをえない毎日を、大阪ならではの、ユーモアを混ぜて、オモシロおかしく、ほろ苦く描いてある、近頃には稀な良くできた朝ドラじゃないかな。

そもそも、朝ドラを見た事が無い私が言うのも無理があるか(^^ゞ

主人公の糸子は、洋裁が大好きで、女学校を中退して洋裁を始める。

最初はポツポツだった注文も、糸子の洋裁の腕を買われて繁盛する。繁盛した時は、一日に何十枚もの「完成品」を縫い上げ納品する。

時には徹夜、夜明け迄、自分の結婚式も納品の為遅れていく始末。駆け付けた時は、招待客が酔いつぶれた後だったとか。

スゴイなあと口をあんぐり開けて見入ってしまった。

ふと考えた。もし、これが編物だったら?

「今日中に10枚カーデガン編んで下さい」って言われても、絶対できない。

それが洋裁だったら「今日中にパッチ100枚縫って下さい」と言われれば、ミシンが故障しない限り完成するではないか。

編物は? 糸一本から形成して行くのだもの、時間だけかかる。

じゃ、刺繍は? まあ、女中がいて、する事が無い上流階級の奥様の暇つぶし?

洋裁が、今の所、自分が苦手なので憧れる点を差し引いても、一番オールマイティだ。

洋裁が出来れば、インナーからアウター、その上、バッグや帽子だって作れるではないか。ミシンって凄いなあと、今頃気づく私。