だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

外反母趾

2018年09月08日 | 外反母趾
20歳を過ぎた頃から、ジョジョに足親指が外へ曲がって行った(と思う)

当時は「ミニスカート」と「厚底パンプス」が流行っていて、

流行に乗り遅れまいと、事務員同士で、町で一つしか無い靴屋で、パンプスを買った。ヒールが10センチはあるそれを履くと「景色が違って見えた」

そこから、靴屋のお得意様となり、私の給料は殆ど靴に消えた。

新婚旅行でヨーロッパに連れて行って貰った時も、12センチヒールを履いていったわ。
でも、その時は、痛くも、靴擦れもなく、ただひたすら初めての海外旅行で興奮していたな。

帰国して、夫の元でこまねずみの様に働く毎日となり、パンプスどころではなくなって、ずっと運動靴かスリッポンだった。

たまに銀行へ行く時だけパンプスを履くが、ある時親指の付け根に違和感があり、良く見ると、親指が心持ち左に飛び出していた。

それが何だか分からなくて、痛みもないし、まあ、いいだろとそのまま過ごしていたのだ。

次々と子供が産まれて、育児、仕事と足の事なぞかまっちゃおられん毎日であったが、長男の高校の卒業式の時「フェラガモのヴェラ」のパンプスを履いて式に臨んだ。

式の間中、先生のお言葉なぞ全く頭に入らず、ひたすら足がずきずきして、頭痛がして、帰りはタクシーで帰宅した。

姑に「式の間、足が痛くて、先生の言葉が頭に入りませんでした、あはは」と言ったら、私の足を見て、

「そら、あれや、親指のとこがそんなに出っ張ってるおなごはんは、オトコ出入りが激しいちゅて、昔から言われてますのや」と渋茶をすすりながら、すごい診断をしてくれた。

ふーん、オトコ出入りね、そんなモてたら、こんな家に嫁に来るもんか!なんて思ったけど、

「え~、そうなんですか。初耳でーす。私ちっともモテマセンでしたから」と言ったものの、首絞めたろかと思ったわ。

ま、それが経年劣化でどもこうもならなくなり、いよいよ本格的に修理に入ります。