夏の終わりから、今頃、お散歩の際の専らの悩みは「やぶ蚊に刺される事」だ。
公園の草むらには、大量のやぶ蚊が潜んでいて、間カンペイちゃんのように「血ぃ吸うたろか~」と待ち構えている。
念のため、玄関で「シュッシュ」をして行くのだけれど、最近のやぶ蚊は「へへ~んだ、そんなもの、おいらには通用せえへんで」とばかりに総攻撃をしてくる。
歩いている時はいいけれど、止まって草むらをくんくん嗅いでいると、私の古い血でも、フクのフレッシュな血でも、おかまいなく群がって来る。
なので、フクは服を着せて、私は長袖長ズボン、首にはてぬぐいを巻いて完全武装して行く。
昨日は、久しぶりの晴れ間だったので、フク大喜びだし、私もてくてく歩いていたら、遠くに懐かしい仲間に会った。
「あら~お久しぶり」「ほんまに~、雨やったしねえ」なんて話していたら、急に親指の付け根が、細いピンで刺されたみたいに痛む。
おや?と見てみれば「やぶ蚊」が必死で血を吸っているのである。くっそ!この!この!とぶっ叩いたのは当然であろう。
その音にびっくりまなこのフクの鼻先にもやぶ蚊が、隙あらば吸っちゃろと飛んでいる。
犬の場合、毛の無い所を攻撃されるので、鼻とか腹がターゲットになるようだ。
「こらこらこら」とフクの鼻回りを、手ではらうけど、すぐに寄ってくる。早々にお別れをして、とっとと帰宅。
両手の親指の付け根の、丁度血管の真上がぷっくり膨れている。う~~~痒い痒いいいいいい!
キンカンを塗ってもまだ痒い。
こんな時さ、カットバンみたいなので、それを貼れば痒みが無くなるみたいな絆創膏があればな~。と思いつつ、痒いので掻き毟る。
やや破れた皮膚にキンカンを塗ると、そらもう、よう効きまっせ。
何かいい方法は無いものだろうか?
やぶ蚊が吸ったら、毒になる血に改良するとか?それじゃ私も死んでまうわな・・・