だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

歯痛で悶絶

2023年06月18日 | 病気あれこれ

6月初旬から、右上いっちゃん奥の歯が、やや痛む。が、次回の歯医者のクリーニングは8月だ。

そこ迄待てるかなあと思いつつ、したい事山積みなので、医者へ行く時間が惜しい。

待合室でイライラしながら待つのは辛い。なので、そのうち治るだろと、ホッペの上から「ヒエピタ」貼って仕事をしていた。

だがしかし・・・歯って自然治癒しないのね(当たり前じゃ~!)どんどん痛くなり、しまいに、歯磨きはおろか、上下噛み合わせると、飛び上がる程痛い。

そっと触ってみると、ほっぺはアチチ。喉のリンパは見事に腫れている。ついでに、顎の蝶番も、右の、昔おばあちゃんが「ノーが悪い」と言って、小さな四角の白い何かを貼っていた目の横ら辺迄痛い。つまり顔半分が激痛なのだ。

 

こらアカン、これでお隠れになったら「おばあちゃんたら、虫歯で死んじゃったんですよ。医者行けばいいのにね。ほんま、せんでもええとこで我慢するアホなばーちゃんでした」なんて弔辞を読まれるのは何とでも避けたい。

歯医者は6時迄だ。今5時20分、明日は定休日。ここの歯医者は、我が町で一番患者さんが多いので、予約以外では、待ち時間だけで気絶しそうなのだ。

 

んな事言うちゃおれぬ。次第に右目の中をきらきらする物が横切り、耳鳴りがして・・・・あああ、、、、もうだめだ。

 

思い切って電話をする。受付さん、明るい声で「mioさん、どうされましたかぁ」

で、事情を話すと「あ~先生明日休みで明後日学会なんで、三日後、それも予約の合間でないと診察できませんけどぉ~いいですかぁ~~」

「は、はい、お願いします」「じゃ5時20分に来てくださ~い」

その間、私は「生きる屍」であった。物が食べられない。寝てても歯の中の血流がどくどくと流れるのが分かる。鎮痛剤も朝昼晩飲んだ。顔半分ヒエピタをミイラのように貼った。これ以上どうすればええのやろ((つд⊂)エーン

 

じりじりして待って、漸く来院。相変わらず混んでいる。ここは歯医者難民だった私が漸く辿り着いた所だもん、混雑してても居座るんでい!

俯いてスマホをいじる。まだ5人も待っている。ああ、もう椅子に座って待つんじゃなくて、寝転んで待ちたいわ。

なんて思ってたら、いきなり名前を呼ばれた。え?ええの?まだ5人も先客がいるのに、ええの?とこそばいい思いをしながら、診察台に座る。

先生せかせかやって来て、口をぱっかーんと開けて、

「ああ、ここやな、ここやろ」と痛い歯を金属の何かでコンコンと叩く。

「そ、そこです、先生痛い痛いひひひひ!!」

「せやろな~(なら止めんかい)脱臼してんで」

「はぁ???」歯が脱臼??

私はおしとやかなおばあさんやのに、何故歯が脱臼するの?

そこから麻酔をして、残念だけど神経は取るからねと言われて、キリがやすりになっているみたいなツールで(見えないけど)それを歯の中に入れて「ガーリガーリ」と削る?こと30分。それでも全部の神経は取れなかったんだって。

何しろ一番奥だもの「mio さんもっと口開けて~」と言われて、顎の蝶番が外れんばかりに大口を開けても足らないようで、ゴムの開口器付けられた。

頭は診察台の後ろの棚が見える程下げられてるし、なので、血が登るし、起こされたら目の前真っ青だし、「拷問ってきっとこんなんやろな」と、絶対拷問されるような悪い事はせんとこと誓うのであった。

帰宅して、ちょっと装飾を加えて、どんだけ大変か説明すると、息子が(彼も今親知らずで悩んでいる)

 

「ボクもな、親知らずがおかしな方向へ生えてるから抜いた方がええらしいけど。奥やん?口開けただけじゃ取られへんねんて。口腔外科へ入院して、口の端を切って、大手術になるらしい。しかも切ったとこは、縫うんやけど、元通りとはいかんらしい」

娘と私「ぎや~、怖い怖い、口裂けオトコなんてシャレにならんわ」と震えあがったのだった。

夕食はスープを飲んで、鎮痛剤も飲んで寝た。

で、昨日朝起きたら、それ迄の痛みが雲散霧消していたので、朝散歩に行ったのだった。

 

それにしても「歯の脱臼」って初耳だわ。