朝いつものように、どかどかと降りてくる筈の息子が、音も立てずに、そーっと降りてきた。
「おはよ~」「オハヨ・・・」
「ん?どしたん?」
「あのな、昨日の晩、なんかしら、足首痒かって、ついつい掻きむしったら、血ぃ止まれへんくなった」と言うから娘ともども目が真ん丸になって、患部に釘付け。
まあ、盛大にかきむしったようで、結構な広さで「うす~く皮が剥がれて血が滲んでいる」
お肌のソムリエ、お姉さまは、ぱっと見ただけで「あ、これは、プロペト塗ったらすぐ治る」と即答。
自分のプロペトを息子の足首にぬりぬり。
「プロペト」という薬は、ちょっと粘っこくて、そのままだとパンツにくっついたり、衣服の下になる時は何かで防御しないと衣服を汚してしまう。
「オネエ 何か巻くモンないか?包帯とか」
「あるよ、巻く?」「うん頼むわ」
すると娘は、ワンコのお手入れ専用ボックスから取り出したのは「フクが以前病院通いをしていた時に買った『動物用の包帯』」だった(*_*)
「お、オネエ、ヒト用の包帯ないんか?
「ない!ヒトは怪我せえへんもん」とぴしゃりと言われる。
そう言えば我が家のヒト用の救急箱には絆創膏、キンカン、ムヒと千年灸しかないわ。で、救急箱なんて開けたことなかったわ。
「ヒト用でも犬用でも同じこっちゃ、それで我慢して」と言われてうなだれる?息子。
ま、ズボン下げたら隠れるんやし、案外カッコイイから、我慢せえよ~(;^_^A