始まりましたね。パリオリンピック。勝手なイメージだったんですけど、開会式は、トリコロールカラーの煙を出して「ブルーインパルス」みたいなのが青空を、すちゃーっと飛ぶのかなと思ったら、無かったですね(見逃しただけかな?)
夕食後男子体操演技をしていました。段々演技の難易度が上がって行くのに、連いて行く選手の運動能力に、惚れ惚れすると同時に「どうぞ怪我なさいませんように」と祈るばかりです。
と言うのも、私は「ウンチ」でして・・・ええ、「運動音痴」なんすの。そんな私ですが、人より体が柔らかく「あなたは体操なら出来る」なんて、中学校のクラブ活動に誘われたのです。
で、見学に行ったら、そりゃもうサーカスか!と思う位男子が高く飛び、鉄棒で回っていました。
それ迄、田舎の泥臭い同年代の男の子しか見た事なかった私(で、そいつ等が大嫌いだった)が、中3(2歳年上)の大きなお兄さんの華麗なる演技に、「見入ってしまった」のです。
で、迷わず入部(笑) 目的はひたすら、「その彼を見たい」という邪な目的だったので、ちっとも上達しませんでした。
でも、M君(仮名)は、毎日体育館を飛び回り、3年生なので、もうすぐ受験勉教の為脱退。。
私は、床を磨いたり、体育館の掃除をしたり、ストレッチをしたりしていたけど、目は常にM君を向いていたのです。
すると、時々目が合う。それは心臓に悪い程ドキンとするので、慌てて目を背ける。こんな毎日でした。
3か月位経って、M君が一通の手紙をくれたのです。文章は、顔が真っ赤っ赤になるような私を誉めたくる文章だったのです。
そこ迄、M君を見ていたのはそうですが、話はした事なかったのです。
きっと彼も「おかしな女の子がボクを見ているな」と思ってのかしら。
それをきっかけに、私達はカップルになって、お互いの家を行き来する仲になりました。
中学生だものね、自転車の二人乗りであちこち行きましたよ。夢のような毎日でした。
でも、そんなの長くは続きません。M君は、どうやら、かなりの「難関の高校を受験する事になった」とかで「mioの存在を思うと、勉強に身が入らないから、来年春迄会わないでおこう」と言われたんです。
それはそれは、胸をえぐられたような気持ちでした。でもM君の為なら仕方が無いと、お付き合いは僅か3か月で終わりました。
しかし、後から考えれば、「自分の受験の為に彼女を、どうせ戻って来るのだから、一旦お預けにしてもええんじゃね?」と軽く見られたようで、私は、「もう二度と男の人とは話さない」と決心したものです。
そこから、彼は目的の高校に入り、そのまま大学に行ったらしい。ある日高校へ行くバスに乗ったら、自分の前に立っている人が「背格好が似ているなあ」と思ったら、M君だったのです。
大学卒業して一流企業に入ったようで、私よりも一足先にバスを降りました。
そして、私を見て「ニコッと」笑ったのです。でも私は笑えませんでした・・・・・
あれから、もう半世紀以上が経ちまして、私は田舎を飛び出して、大阪に住んでいます。
ひょんな所から「関西県人会」のお知らせを貰い、中学校の同窓会を開いたんです。
その出席表に、姓が変わった事、住所はココと書いたら、どうやら、それが田舎に筒抜けだったらしく、当時仲良くしていて、未だに田舎に留まっている懐かしい同級生と長話をしたもんです。
「所で、あんたM君知っちょるじゃろ?」
「え・・う・・・うん、知っちょるっちゃ知っちょるけど、高校受験とかで振られたんよ」
「ええええ?あんたの言う事反対じゃよ。M君はあんたに振られたっちゅうていうてたよ」
「うんにゃ、違う、高校受験するから、勉強せんといけんから合格迄会わんようにしようて言うたのはM君じゃで」
でも合格した時mioちゃんに報告に行ったら、お母さんはおめでとうって言うちゃったのに、あんたは顔も出さんかったらしいじゃん?
「う・・うん、そりゃ、私のプライドが邪魔したからね。私は、M君以外とは結婚せん思ってたんよ」
すると相手の同級生は、含み笑いをして
「悪いけどねえ、うち、M君と結婚したんよ💛」
「はぁ!(*_*)」
「お互い、違う人と結婚して、離婚して、子供も夫々家庭を持ったから、同窓会で会った時、思い切って声かけたんそよ。ほたら、M君も丁度奥さんが無くなって、子供も成長して一人暮らしじゃったちゅうて、とんとん拍子に話が進んだんよ」
あらららららら
もし、私が田舎であのまま事務員をしていたら、狭い田舎だもの、M君と再会する回数は恐ろしい程あっただろう。
で、M君がプロポーズしてくれていたら、欣喜雀躍していただろうな。
世の中って、どんな風に変わるかわかりまへんな。M君、結婚迄は望まんが文通してくれへんかな(;^_^A
夕食後男子体操演技をしていました。段々演技の難易度が上がって行くのに、連いて行く選手の運動能力に、惚れ惚れすると同時に「どうぞ怪我なさいませんように」と祈るばかりです。
と言うのも、私は「ウンチ」でして・・・ええ、「運動音痴」なんすの。そんな私ですが、人より体が柔らかく「あなたは体操なら出来る」なんて、中学校のクラブ活動に誘われたのです。
で、見学に行ったら、そりゃもうサーカスか!と思う位男子が高く飛び、鉄棒で回っていました。
それ迄、田舎の泥臭い同年代の男の子しか見た事なかった私(で、そいつ等が大嫌いだった)が、中3(2歳年上)の大きなお兄さんの華麗なる演技に、「見入ってしまった」のです。
で、迷わず入部(笑) 目的はひたすら、「その彼を見たい」という邪な目的だったので、ちっとも上達しませんでした。
でも、M君(仮名)は、毎日体育館を飛び回り、3年生なので、もうすぐ受験勉教の為脱退。。
私は、床を磨いたり、体育館の掃除をしたり、ストレッチをしたりしていたけど、目は常にM君を向いていたのです。
すると、時々目が合う。それは心臓に悪い程ドキンとするので、慌てて目を背ける。こんな毎日でした。
3か月位経って、M君が一通の手紙をくれたのです。文章は、顔が真っ赤っ赤になるような私を誉めたくる文章だったのです。
そこ迄、M君を見ていたのはそうですが、話はした事なかったのです。
きっと彼も「おかしな女の子がボクを見ているな」と思ってのかしら。
それをきっかけに、私達はカップルになって、お互いの家を行き来する仲になりました。
中学生だものね、自転車の二人乗りであちこち行きましたよ。夢のような毎日でした。
でも、そんなの長くは続きません。M君は、どうやら、かなりの「難関の高校を受験する事になった」とかで「mioの存在を思うと、勉強に身が入らないから、来年春迄会わないでおこう」と言われたんです。
それはそれは、胸をえぐられたような気持ちでした。でもM君の為なら仕方が無いと、お付き合いは僅か3か月で終わりました。
しかし、後から考えれば、「自分の受験の為に彼女を、どうせ戻って来るのだから、一旦お預けにしてもええんじゃね?」と軽く見られたようで、私は、「もう二度と男の人とは話さない」と決心したものです。
そこから、彼は目的の高校に入り、そのまま大学に行ったらしい。ある日高校へ行くバスに乗ったら、自分の前に立っている人が「背格好が似ているなあ」と思ったら、M君だったのです。
大学卒業して一流企業に入ったようで、私よりも一足先にバスを降りました。
そして、私を見て「ニコッと」笑ったのです。でも私は笑えませんでした・・・・・
あれから、もう半世紀以上が経ちまして、私は田舎を飛び出して、大阪に住んでいます。
ひょんな所から「関西県人会」のお知らせを貰い、中学校の同窓会を開いたんです。
その出席表に、姓が変わった事、住所はココと書いたら、どうやら、それが田舎に筒抜けだったらしく、当時仲良くしていて、未だに田舎に留まっている懐かしい同級生と長話をしたもんです。
「所で、あんたM君知っちょるじゃろ?」
「え・・う・・・うん、知っちょるっちゃ知っちょるけど、高校受験とかで振られたんよ」
「ええええ?あんたの言う事反対じゃよ。M君はあんたに振られたっちゅうていうてたよ」
「うんにゃ、違う、高校受験するから、勉強せんといけんから合格迄会わんようにしようて言うたのはM君じゃで」
でも合格した時mioちゃんに報告に行ったら、お母さんはおめでとうって言うちゃったのに、あんたは顔も出さんかったらしいじゃん?
「う・・うん、そりゃ、私のプライドが邪魔したからね。私は、M君以外とは結婚せん思ってたんよ」
すると相手の同級生は、含み笑いをして
「悪いけどねえ、うち、M君と結婚したんよ💛」
「はぁ!(*_*)」
「お互い、違う人と結婚して、離婚して、子供も夫々家庭を持ったから、同窓会で会った時、思い切って声かけたんそよ。ほたら、M君も丁度奥さんが無くなって、子供も成長して一人暮らしじゃったちゅうて、とんとん拍子に話が進んだんよ」
あらららららら
もし、私が田舎であのまま事務員をしていたら、狭い田舎だもの、M君と再会する回数は恐ろしい程あっただろう。
で、M君がプロポーズしてくれていたら、欣喜雀躍していただろうな。
世の中って、どんな風に変わるかわかりまへんな。M君、結婚迄は望まんが文通してくれへんかな(;^_^A