夫が元気だった頃から、夫婦揃って、年末年始の数日間だけハワイに行っていた。
当時のハワイは物価は安いし、人々はフレンドリーだし、気候はいいし、シニアの友達も増えて、毎年顔を合わせるのが楽しみだった。
年末だけ会うご夫婦と、奥様手作りのお節と、景気よく上がる花火と爽やかな偏西風で、至極の時を過ごしたのだった。
夫が「長男が大学を出たら、家業を譲って、ハワイ半分日本半分で、のんびり過ごそう」と、その日を楽しみにしていた。
なのに、長男大学生の時急死。
死因の原因は、ハワイで若いロコボーイの運転する車と追突し、そのまま逃走した彼らを追いかけて、停止させ、相手はそれを振り切って、夫の右足を轢いて逃走した、その怪我が原因だった。
当時のハワイで、有名な病院に運ばれ、入院。
友人が見舞いに来てくれて、「ココハ高イよ。１日10万円はするだろうな」なんて言うものだから、びっくりして、会社も気になるし、応急措置だけして貰い、無理矢理ファーストクラスを取って、帰国（機内でも絶飲絶食・・）
１泊2日で「$25000」だった。当時のレートは忘れたが、確か300万位だった。
高いよね？日本じゃ考えられないよね。
その頃仲良くして頂いてた（今も交流がある）友人が、最近ICUに4日入院した時の入院費がコレ↓
ぎえ～～なんとまあと絶句。毎月$1700も保険料払っていてもこんなんだって。
まあ、これから保険会社と交渉すると言っていたので、多少は保険会社がみてくれるだろうけど、日本だったら、「３割負担？」それでも900万円！？
ハワイは住みにくくなったとつくづく思う。
私達が通っていた頃、正月でも、夫婦2人で$500もあれば、自炊できて、一回位は外食出来てたのに。
「ハワイに移住」なんて夢見た頃もあったけど、今のハワイでは、私の収入では「ワンルームの家賃も払えない」
ハワイは遠くになりにけり・・・だわ。
足も、付け根から真っ黒になっていましたし。
我慢強い人で「痛い」とか「しんどい」とか一切言わない人だったので、今でも「こんなしんどい時主人だったらどう切り抜けるだろうか」と思う時あります。
そんな事情を知らない頃は「移住したーい」なんて思ってましたけど、今は、その元気は無いです。
アメリカでもハワイは高いのでしょうか。
アメリカでは医療費を個々の病院が決められるので、病院によったら破産しそうです。
医療費は超貧乏人は無料、富豪は余裕の保険でカバーしますが、
中間層が大変なようですね。
ご主人は交通事故のけがで亡くなられたのですね。
脚のけがで亡くなるなんて日本ではイメージできないですけど、
基礎疾患をおもちだったのかな。
医療に関しては日本でよかったといつも思いますが、その裏には
超多忙な医療従事者がいるんですよね。
最近、医師不足で地方の公立病院が次々と閉鎖していますが、
そのうち医療難民が溢れそうです。