今日は『世界観光デー(World Tourism Day)』です。
1970(昭和45)年9月27日に世界観光機関(UNWTO)の憲章が採択されたことにちなんで国連が定めた国際デーのひとつです。
例年この日は各国で観光推進のための活動が行われているそうですが、まあ...今年は言わずもがなですよね...。
さてこのコロナ禍により、犬も歩けば棒に当たるように四条を歩けばスーツケースに当たるという惨状がまったくの逆になりました。
人出が戻ってきてはいますが、一時期道が向こうまで見通せる状態でしたからね。これ、一瞬前まではぜっっっったいあり得ないことでしたよ。
大打撃を受けている観光業ですが、近年オーバーツーリズムに悩まされてもおり、非常にバランスがとりにくく面倒な話題です。
オーバーツーリズムとは、その観光地のキャパを超えて観光客が押し寄せることです。
交通の麻痺、トイレの不足、ポイ捨てや大声で騒ぐなど単純だけど塵も積もれば山となるマナー違反の数々。
これらにより迷惑や不満を感じるのは観光客側よりも地元で暮らす人々です。
江ノ島でも貴船でも、旅行先でたまに普通の住宅や観光客じゃない住人を見ると、「うおっ!?」と思ったものですが、実はこれっておかしいんですよねえ(反省)。
土地がある以上人が生活しているのは普通ですし、生活の手段も当然観光業だけではありません。
旅行って一種の異世界探訪みたいに感じてしまうところあるじゃないですか...。私もしっかりしないと。
ちなみに京都では、オーバーツーリズムの解消として「分散化」を推進しているそうです(それがちゃんと機能していたかはさておき)。
「朝京都」「夜京都」と題して混雑時間の分散化。
言わずと知れた嵐山や清水寺や金閣寺以外の観光スポットを案内することで、混雑場所の分散化。
荷物預かりサービスで観光客に身軽になってもらい、混雑具合の減少を図る。
などなど。
もうすぐ紅葉のシーズンですが、海外からの観光客受け入れも再開されるようなので、さてどうなるやらという感じですねー。
ちなみに観光といえば、高校の修学旅行がシンガポールだったんですよ。
クラス観光でどこへ行くかという話になり、「世界三大がっかりと噂のマーライオンを見に行ってどれくらいがっかりか体験しようぜ」ということになったのですが、まさかのマーライオン工事中で見ることができずがっかりを超えたがっかりを経験するという貴重な謎体験をしてきました。
クラス全員の「マジでえええええええ!?!?」が忘れられません...。
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