6月6日もまた、語呂合わせとか6を何かに見立てたとかで、なんのかんのと記念日の多い日でした。
そんな中で私が今回ご紹介するのは、『梅の日』です。1545年6月6日、京都の賀茂神社で行われた葵祭で後奈良天皇が神事を執り行った際、梅を奉納したことにちなんでいます。
梅の花は2月から3月が開花時期となりますが、梅干しや梅酒に使う梅の実の収穫はだいたい6月ごろです。私は梅酒も梅干もあまり食べないので実感がわきませんが、そう思うと梅って花見の花だけで終わらない息の長い花なんですね。なんだか目から鱗が落ちた気分です。
さらにこの時期の「梅」と言えば、「梅雨」ですよね。実は後奈良天皇が梅を奉納したのには、ちゃんと理由がありました。1545年は雨が全く降らないせいで作物も育たず、田植えすらできないほどだったそうです。そこへ神託を受けた後奈良天皇が梅を奉納すると、たちまちのうちに大雨が降り出し、五穀豊穣をもたらしましたとさ。この天恵の雨を奉納された梅にちなんで「梅雨」と呼ぶようになったらしいです。
まあ、諸説あるうちの一つですが。
ちなみに昨日6月5日は二十四節気のひとつ『芒種』だったようです。稲や麦などの穂の出る植物の種を蒔きはじめる頃を示します。「芒」という字は「のぎ」と読み、稲の穂先にある針のような突起を指します。
昨日はこれを紹介すればよかった...。
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