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盆栽への険しい道のり

2021-12-27 11:44:48 | グリーン・ライフ
前回の記事に、勢いで書いてしまった小さな噓が含まれいることを告白する。
《日当たりだけはよそと比べても遜色ない》の部分だ。南は20mほど先に
2階建ての民家があるだけなので、昼過ぎまで採光を妨げる物はない。
問題は西。南北の通りから西に向けて40mの袋小路があり、
路地の北側に4棟、その並びでもうひと棟と、5棟が並んで建っているうちの
真ん中が我が家(借家)。一番奥の家のすぐ先が樹高が30mはあろうかという
杉や桧の林で、東西5,60mの幅で、南北へはそれぞれ400mほど続いている。
北西の季節風をブロックしてくれてはいるのだが、午後の日光もブロック
してしまう。おまけに何かの加減で、スカイツリーから送り出される
TV放送の電波まで減衰させてしまう。
2年前の台風19号の暴風で、この辺りも随分被害を受け、停電の復旧に
3週間以上かかった。ここの杉林でも見える範囲で何本かの先っちょが折れて、
そこから空が見えるようになった。あれ以来放置されたままなのだが、
先っちょが折れただけでも商品価値がなくなるらしいので、地主さんが、
撤去費用と山林全体の価値とを天秤にかけた答えがこの状況なんだろう。
さて、台風の翌年、すなわち去年の夏、うちの玄関先(家の東側、東隣の
家との間)に針葉樹の1年生が数本、居候しているのを見つけた。
こんなところで根付かれてしまっては先々大変なことになると、引っこ抜いた。
杉が2本、桧が5本。そうかそうか。あの台風で飛ばされて、新天地を求めて
我が家の玄関先にたどり着いたか、と情も湧いて、例の空容器と土とを与え、
主従の契りを結んだ。2本のうち1本の杉は、こんな暮らし、よう耐えれんわと
枯れてしまったが、その他は無事に年を越して進級。夏には後輩もできた。
桧はもっと上に伸びるはずなんだが、うちの連中ときたら、重力にあがなう
力が足りないのか、斜めに、あるいは横に伸びたがる。
うちに転がり込んだ時点で、立派な建築材への道は諦めてたんだろうから、
残った選択肢の中では、上の部類の、盆栽の道へと進ませてあげたい。
え、盆栽になるにも血統書がいる?。そりゃ難儀やわァ。


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