山陽メディアフラワーミュージアム
蠅捕草
北アメリカ原産の食虫植物。別名、ハエトリソウ、ハエジゴク。
北アメリカ原産の食虫植物。別名、ハエトリソウ、ハエジゴク。
葉を素早く閉じて獲物を捕食する姿が特徴的で、ウツボカズラと並ぶ有名な食虫植物である
英語の“Venus Flytrap”(女神のハエ取り罠)は、2枚の葉の縁の「トゲ」を女神のまつ毛に見立てたことに由来する。
ごく背の低い草本で、茎は短縮していて地中にあってわずかに横に這い、多数の葉をロゼット状に出す。
葉の付け根は肥大し、地下茎とともに鱗茎型の球根を形成している。葉には長い葉柄があり、先端に捕虫器になった葉を着ける。
葉柄は扁平で幅広く、地表に這うか、少し立ち上がる。捕虫器は二枚貝のような形で、周辺にはトゲが並んでいる。
ハエトリグサは葉が印象的なうえ、しばしば捕虫部の内面が鮮やかな赤色に色づくため、花と間違われることもある。
ハエトリグサは葉が印象的なうえ、しばしば捕虫部の内面が鮮やかな赤色に色づくため、花と間違われることもある。
実際には葉と別の花茎が立ち上がり、その先に白い花が数個固まって咲く。この花のつき方は同じ科のモウセンゴケとも共通する。
ウツボカズラ
靫葛はウツボカズラ属の植物の総称でもあるが、その中の1種であるNepenthes rafflesiana Jackの標準和名でもある。
靫葛はウツボカズラ属の植物の総称でもあるが、その中の1種であるNepenthes rafflesiana Jackの標準和名でもある。
この記事はこの種について扱う。丸く膨らんだ捕虫袋と漏斗型のそれを付けるもので、東南アジアに比較的広い分布域を持つ。
常緑性の蔓植物で食虫植物。茎は細長く伸びて4mほどになるが、時として15mに達する例もある。
茎には白い綿毛が密生し、特に若い茎に多い[2]。捕虫袋や葉の形は茎の下部と上部で異なる。
下部の葉は葉身が披針形からさじ型で長さ8-30cm、幅1.5-5cm、葉柄は長さ2-10cmで楯溝と細い翼があり、その基部は茎の半分から2/3までを抱える。
そこから生じる捕虫袋は全体に球形から卵形で下が丸く膨らんでいる。よく発達した翼が縦に2枚あり、その縁は細かな糸状に裂ける。
袋の口にある縁歯はよく発達し、平らで袋の内部に向けて垂直に伸び、その幅は1.2-1.5cmになる。
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