経営層の次には、話し相手としては、ユーザ部門を登場させても良いでしょう。 午後1試験ではしばしば、現場の改善策として、ユーザからの情報の収集や 業務改善に奔走するストラテジストの姿が描かれています。 午後2でも動揺の人間像を描いても良いわけです。ただしこの場合気をつけたいのが・・・
(続く)
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(続き)
ただし、この場合気をつけたいのが、ユーザの要望をそのまま鵜呑みにした
分析・対策としないことです。ユーザ、特にエンドユーザに近い方々は、時には
部分最適の視点で要望してくる場合があります。ITストラテジストはこれに対して、
全体戦略の視点から、分析し、判断する力が必要です。例えユーザの言っていることが
全体戦略と合致していても、一度、鳥瞰した上で、判断しているプロセスを読み手に
見せなければなりません。
これを論文の中で表現するには・・・
「私は、・・・・の要望を受け全体戦略と照らし合わせた。その結果、・・・・と判断した。」
等の一文が入っていると、アピールドのある論文とすることが出来るでしょう。
このように、論調について長々と話してきましたが、判断論理の流れや、表現方法、
人称などをうまく使って、自分の主張を読み手に分かりやすくアピールすることが
大切なのです。
(以上)
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