このモチーフは、言わずと知れた『ヴィーナスの誕生』である。
慎悟が「城南一高」の在校生だった頃、写真部の部室は登山の道具で埋まっており、彼を説得して護衛を受け入れて貰おうと訪ねた篠塚が驚いていた。作中の設定は中身のないモノばかりだが、篠塚と出逢わなければ慎悟が目指したかもしれない世界に名立たる日本の登山家は、富士山専門の登山家の實川欣伸(じつかわ・よしのぶ)やヒマラヤ山脈の8000m峰14座完全登頂の快挙を成し遂げ“世界で29人目の「14サミッター」”として日本人で初めて名を連ねた竹内洋岳(たけうち・ひろたか)、『ゴルゴ13』の第119巻398話「白龍昇り立つ」で、本エピソードでのゴルゴの敵である燐隊長に“まてよ、世界に評価された日本人が二人いた。フリークライミングの平山、それと冒険登山家の山野井だ!あの二人は、たしかに、超一流だが……”とコメントさせた平山ユージ(平山裕示 / ひらやま・ゆうじ)と『ゴルゴ13』のシナリオ担当者が取材した山野井泰史(やまのい・やすふみ)がいる。
パンチェン・ラマの転生であるラモンを救出し、エベレストを越えるゴルゴの戦い。
敵ながら、アルパイン・スタイルを駆使してゴルゴを追いつめた燐隊長が、登山とアルパイン・スタイルについて異常なテンションで熱く語る姿が印象的だ。正直、ゴルゴ13が霞んだ。
手掛かりになる公共施設がある。首都圏第2空港「成田国際空港」で、当初「新東京国際空港」という名称で出発したが、2004年(平成16年)4月1日に改称して「成田国際空港」になった。第2シリーズの「MISSION3」まで旧名称だったが、第3シリーズの「Mission2」で現行名称に変わっていた。第1シリーズは篠塚が恋愛を任務の邪魔になると忌み嫌って慎悟を捨て、イックの罠で和解するまでの歳月が加算されて計3年だが、基本は一年戦争である。そして第2シリーズの「MISSION3」と晩秋の「MISSION4」との間に“改称の日(4月1日)”を迎えていた。
つまり、第1シリーズは2000年(平成12年)~2003年(平成15年)、第2シリーズは2004年(平成16年)、第3シリーズは2005年(平成17年)である。
ん?と言うことは慎悟は1983年の9月21日に生まれたってことになるのね。篠塚は1歳年下だから1984年、イックは逆に慎悟の1歳年上だから1982年になるな。
〈ミステリーボニータ2013年5月号〉
いよいよ新しいミッションの開始!今回のムサシの任務とは一体…!?
Mission8:episode2の予告
→いよいよ新ミッション開始(スタート)!
心無き生体兵器の女を人間に変えた慎悟。そして今ここに組織か
友愛か、心無き殺戮マシーンの男の覚醒への戦いが始まる!
リニューアルしない方が良かった!タイトルは横書きの方が良い。「月刊ミステリーボニータ」の「月刊ミステリー」が細かすぎる、これだと初めて見た人は「ボニータ」だと誤解するに違いないわ。
これは巻頭カラーで描かれた両開き扉絵の篠塚。主役はDIVでメインは慎悟なのに、何なの?この出しゃばりは
最新第6巻発売中!
発売記念のオリジナル・ペーパー情報も!
9番目のムサシ レッド スクランブル高橋美由紀 巻頭カラーでついに新章スタート!そして待望のあの人が久しぶりに登場!!!
待望の“あの人”とは、勿論、篠塚の旦那様よ!高嶺の氷の花を気取った篠塚を陥落させた最終兵器、橘慎悟の魅力に転ぶ“物の怪”がまた1匹。
世界の情報機関の中で伝説として語られる謎の組織“UB”。どこにも所属しない“闇の国連”とも呼ばれるこの組織を動かしているのは最高幹部に属する9人の人間で、彼らはひとりで世界を動かす力を持つと言われている。そのひとりのムサシは天才的な頭脳と鋼のような精神力を持つ超A級コマンドで、これまでも数々の世界の危機を救ってきた。最近では、台湾からアメリカと続いた新型ウィルスの事件も無事解決した。そんなムサシに与えられた今回のミッションはいったい…?
ただ7年と台湾とアメリカをくっつけただけのクズ話。そんなモノのために、作者は10ヶ月もの読者の尊い時間と関心を抱いた人間が買ったなら購入費を無駄にしやがった。私の、削除リストの仲間入りしたことは言うまでもない。
早乙女煌(さおとめ・きら)
職業:プータロー
特技:行き倒れ
…しかして、その実態は“悪夢(ゆめ)喰らいの獏”と呼ばれるモグリの精神科医。