・浜菅 はますげ
カヤツリグサ科、多年草で関東以西の海浜砂地や河川敷など、日当たりのよい所に群生する。草丈40cm、葉は堅く、線形で夏から秋に かけ三角形の茎の先に2~3個の長い苞葉(ほうよう:つぼみを包んでいる葉)をだし、その真ん中から不揃いのアズキ色の1.5~3cmの穂をつけ20から30個の小花が二列に並ぶ。砂地に群生する菅(カヤツリグサ科)ということからこの名が付いた。
根茎のひげ根に暗褐色で長さ約3cmの紡錘形をした塊ができ独特の芳香がある。晩秋に根茎を採取し乾燥させ、生薬名を香附子(こうぶし)という。精油成分を1%ほど含み根茎を煎じて飲用する。テルペン類を含み漢方でストレスによるイライラ、生理痛を抑えるためなどに用いている。
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