・蓼藍 たであい
タデ科、インドシナ原産。中国を経て奈良時代以前(6~7世紀)に日本に渡来したといわれる。高さ、70cmになる一年草、秋に穂状に紅色の小花を多数つける。
7月と9月の年に2回ほど、染料のもととなる葉を収穫している。 地際から10cmほどのところから切り戻していく。 花を咲かせると、染料の量が減ってしまうので、早めに摘み取る。茎が薄紅色になり草木染で生葉から染料を得て主に徳島県で栽培する。明治時代には、安価な合成品などの輸入があり生産量は減少傾向にある。
アメリカ西部で生産が始まったデニムの色としても知られる。果実は、藍実(らんじつ)といわれタデに似るが辛味が無く青(インディゴ Indigo:配糖体としてインディカンIndicanで無色)く染めることができることより蓼藍(だてあい・りょうらん)の字が当てられたとしている。
葉、藍実の色素成分が抗菌、解毒、消臭、防虫、免疫系の強化に煎じたり、葉の汁を用いる。
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