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[ピロリ菌]食生活について語ろう

2023年09月16日 | 美容ダイエット

・ピロリ菌Helicobacter pylori  ぴろりきん
  1983年にオーストラリアのマーシャルとワレンの二人の病理学者により発見し人の体内5割(年代によって30%~70%)から見つかる。胃内部の粘液の検体を採取し顕微鏡、培養によって調べられる。

高齢になるに従い多く長年にわたると胃潰瘍・ガンに進行することもある。らせん状で2.5~5μmの長さで1~6本の鞭毛を有する。グラム陰性の螺旋状微好気性桿菌でへリコは、ヘリコプターのような、らせん形、バクターはバクテリヤを意味している。ピロリ菌が好んで生息する部位は胃の幽門(出口)で、ラテン語で「ピロルス」と呼ばれる部分に多く鞭毛を動かしながら移動する。

自ら尿素アンモニアに変えるウレアーゼを産生、胃酸を中和させ、また粘膜、粘液部分にもぐり込み、強酸の胃内部でも生息する。それまでは無菌といわれていた胃の中であったが感染すると胃の粘膜に炎症を起こし1度感染するとなかなか排除することが難しく、ずーっと胃の中に留まっている。

胃炎により潰瘍ができさらに胃がんへ進行しやすいといわれる。今日ではストレスや鎮痛剤、抗生物質の耐性獲得による潰瘍を除く多くの潰瘍がこのピロリ菌が原因と一般的にいわれる。

ピロリ菌の感染経路はいまひとつはっきりはしていないが、経口感染が考えられている。汚染された食物や水からで上下水道の普及率の悪い、発展途上国で高く、先進国で低くなっている傾向という。

日本人のピロリ菌感染率は先進国の中で際立って高く40歳以上では約75%の感染が見られるという。ピロリ菌感染を防ぐために、生水、生物に注意し、衛生状態をよくすることが求められる。アリルイソチオネートの含硫配糖体シニグリンを含む黒からし、くれそん大根などのアブラナ科植物が殺菌、抗がん、活性酸素除去作用を示めす。

わさび、にんにく(蒸し焼き・から揚げ等加熱して利用)などの香辛料にピロリ菌を減少させる作用を有し、またフラボノイドを含む、プロポリス、ココア、紅茶>烏龍茶>緑茶の順で、カテキン、フコイダン、マヌカハニースプラウト(新芽)などもある。ヨーグルト乳酸菌がピロリ菌を抑制、感染症の予防に役立つ。

 

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