gooブログはじめました!

健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[漢方薬4-2]食生活について語ろう

2022年08月27日 | 美容ダイエット

・漢方薬Chinese herbal medicine かんぽうやく 
  西洋医学の医者30人に聞いた「プライベートでも使いたい漢方薬」が、テレビ番組で話題になっていました。
取り上げられた漢方薬は次の4種類です。

葛根湯(かっこんとう)
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) 
五苓散(ごれいさん)
加味逍遥散(かみしょうようさん)
 これらの漢方薬を四回に分けて、含まれる薬草などについて調べてみることと致します。
ちなみに西洋医学の薬剤では、鎮痛とか、血圧を下げる、特定ウイルスのひとつの症状、病気に、直接的な治療に作用するといいます。
漢方薬は、何種類もの生薬、薬草を混ぜ合わせることによってできているため、幅広い症状を緩和を特徴としているといえるでしょう。それぞれに良さがあります。

二回目の今回は、
◇芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)第2類医薬品です。
 足がつった時には「芍薬甘草湯」といいます。漢方の原典としている傷寒論(しょうかんろん)に記載している漢方薬で、急激に起こる筋肉のけいれんを伴う疼痛、下肢のけいれん性疼痛(こむらがえり)、胃腸の激しい痛み等に用いられています。
芍薬甘草湯は、芍薬と甘草の2種類からの生薬より作られ2生薬からなることから名付けられています。

■芍薬Peonyの主成分ペオニフロリンPaeoniflorin、アルビフロリンAlbiflorinのモノテルペン配糖体を含み鎮静、鎮痙、鎮痛、抗炎作用があり筋肉、腱の痙攣、腹痛、婦人病に用いられています。 
 
■甘草Licoriceは独特の甘味(砂糖の50~200倍)のある根を乾燥させてグリチルリチンGlycyrrhizinが精油しされ漢方薬として咳止めに、抗炎(グリチルリチン酸二カリウムDipotassium glycyrrhizate)、鎮痛、鎮咳(ちんがい)、健胃、抗アレルギー、保湿に用います。
グリチルリチン酸(Glycyrrhizinate,Glycyrrhizic acid )が代謝加水分解されグリチルレチン酸Glycyrrhetic acid となり水分を体内に貯留する低カリウム血症を伴う作用があるため高血圧症では使用を避けた方が良いといわれています。

芍薬甘草湯は他にも筋肉痛・月経痛・肩こり・腰痛・胃痛の症状に有効なようです。
芍薬が、筋肉の緊張を緩和する即効性の作用があるといいます。
足がつってしまった時、またつりそうな時に飲むと、すうっと痛みがとれ、およそ6~15分で効果があらわれらくになるということです。
途中でつらくなったらいけない時に前もって飲んでおくのもよく、ふくろはぎがつらなくてすむようです。
別名で去杖湯(キョジョウトウ)ともいわれていますが、その名の通り、服用すると杖をついていた人の杖が要らなくなるほど早くに回復するというのです。特に筋肉や四肢のけいれん、疼痛に用いられています。 

おおよそ乾燥させた芍薬4.0gと甘草4.0g程度を切断あるいは破砕し、1包の生薬としています。
また本薬1日量 6.0g中で芍薬6.0g 甘草6.0gの混合生薬より抽出した芍薬甘草湯エキス2,9gを含有しているものもあります。 添加物としてステアリン酸マグネシウム、結晶セルロース、乳糖水和物、含水二酸化ケイ素の類を含有しています。
芍薬甘草湯エキス顆粒では組成として本品6~7.5g中 (3包中) 芍薬 6.0g 甘草6.0g より製した水製乾燥エキス2.2~2.4gと、添加物を含有するものもあります。
アルドステロン症、ミオパシーMyopathy、低カリウム血症、高血圧症のある患者では、禁句です。
アルドステロンAldosteroneは副腎皮質ホルモンであり主に腎尿細管に作用し血中のナトリウムの貯留とカリウムの排泄を促進しています。過剰な分泌により高血圧や高血糖を引き起こす可能性があります。
甘草は、各種の痛み対策に有効なのですが、甘草に含むグリチルリチン酸(Glycyrrhizinate,Glycyrrhizic acid )が代謝加水分解してできるグリチルレチン酸Glycyrrhetic acid となり水分を体内に貯留する低カリウム血症を伴う作用があるため高血圧症では使用を避けた方が良いといわれています。
ミオパチー(ミオパシー、Myopathy)とは、「Myo-(筋肉)」と「-pathy(病、苦痛)」からなる単語で一般的には筋肉の疾患の総称を指し、多くの病気で見られる筋疾患の症状の大半は、筋肉(骨格筋)が萎縮することによっておこる筋力の低下のことをいいます。
急激におこる筋肉のけいれんには芍薬は有効ですが、慢性で原因としている病名があるときは避けたほうがよいとしています。
高齢者では、持病のある人も多く、服用には慎重におこないます。妊産婦、小児は安全性未確立のため注意が必要としています。

薬草としているものは、野菜といわれるものと異なることは、その効力がより、すみやかに現れるということではないでしょうか。
野菜から薬草が見出され、さらに、西洋医学ももとは、アヘン(ケシ)、アスピリン(発見当初ヤナギの樹液より採取:鎮痛作用)に始まるアスピリンの柳の樹液です。そこから精製度の高いものが生まれ、多くの合成品が生まれるに至っています。

食事の大切さが認識されアメリカの食事指針で1977年のマクガバン報告があります。
現代の医学は、薬や手術といったことだけに片寄り過ぎ、栄養に盲目的な片目の医学であった。栄養に盲目的でない医学に作りかえる必要がある。としています。

 

ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 


この記事についてブログを書く
« [疲れの解消] 食生活について... | トップ | [漢方薬4-3]食生活について語... »

美容ダイエット」カテゴリの最新記事