・動物性自然毒Animal toxin どうぶつせいしぜんどく
主に魚貝類中に人が摂食して中毒を起こす有毒成分のことで、陸上の有毒動物のヘビ、ハチ類を食品として摂取することはまれで食中毒となることは少ない。主にフグ毒のテトロドトキシンTetrodotoxinが知られる。熱帯海域でサンゴ礁が多く生息するところの魚によって起こるシガトキシンCiguatoxin、ウナギの血清毒、バラムツの異常脂質、貝類では有毒成分にサキシトキシンSaxitoxin、ネオサキシトキシンNeosaxitoxin、ゴニオトキシンonyautoxinなどがある。
魚介類の殆どの毒物質は有毒渦鞭毛藻類のプランクトンに由来し、生物濃縮作用により摂食した生物に蓄積し毒化する。
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