・茅萱 ちがや
イネ科、多年草で日当たりのよい道路沿いの草地、空き地、河原(かわら)に群生し地下茎は横に這い、所々から少数の葉をまとめて出す。地上には花茎以外には、ほとんど真っすぐに立ち上がり葉だけが出ている状態で葉の先はやや幅広い。30cm程の背丈で春に白い毛のある穂を出す。
3~5月にでる若い花穂の汁は甘くツバナといわれる。チガヤは甘味が強く、砂糖の原料になるサトウキビ属の近い種類に属す。
若芽を茹でて水によく晒し油いためにしてもよい。11月ごろに根を掘り出し乾燥させ生薬で茅根(ぼうこん)といい利尿に用いている。よく煮出した汁を煮詰めると甘い汁が取れる。
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