駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

資料室:記事に関連した情報です

異彩 まちおこし

2010-01-04 13:42:23 | 「駅と街」の話題
元日の読売新聞第4部に「異彩 まちおこし」と題して、発想を転換した町おこし、異彩を放つ奇祭など、頑張っている取組みが紹介されていました。

古くから続いている奇祭もあれば、何とか地域に活力をと一所懸命考えたものなどいろいろありますが、いずれも「この街を何とかしたい!」と頑張っている人たちがいるからこそという感じがします。

なお、妖怪による街づくりは、境港、京都、調布など様々な都市で実施されており、いよいよ3月29日から「ゲゲゲの女房」が始まることもあり、それらの都市が力を合わせて取り組んでいけば、更に面白いものになるかもしれません。


なお、紹介されていた12の事例は以下の通りです。皆さん、どの街にいってみたいと思われましたか?

● キリスト慰霊祭(青森県新郷村): 新郷村には、キリストがこの地に逃れてきたという言い伝えがあり、毎年6月に慰霊祭。キリストの墓とされる場所には、年間4000人の観光客が訪れる。
● 妖怪の街(滋賀県東近江市): 合併して東近江市となった旧八日市市の氏名をワープロで打ったところ「妖怪致死」と誤変換されたことがきっかけで、地元の商店主らが妖怪をテーマに街おこし。「八日市市は妖怪地」と銘打ち、肝試しや仮想パレードなどを実施。
● UFOの街(石川県羽咋市): 26年前、市内の寺に伝わる平安時代の巻物に、空を自在に飛ぶ物体の記述が見つかったことをきっかけに、UFOによる街おこしをスタート。衛星などを展示した博物館や、国際シンポジウム、UFOラーメンなどの特産品など。
● へトマト(長崎県五島市): ススだらけの男たち十数人が締め込み姿で、直径3メートル主さ350キロの大草履に観客の女性を乗せ、胴上げ。少なくとも120年前から続いている。

● 「薄毛対策」で脚光(北海道増毛町商工会): 頭皮を手入れするローション「増毛町の願い」を販売。また、JR増毛駅前では記念入場券を販売。
● 「萌え」たら大ヒット(秋田県羽後町JAうご): 2007年から夏祭りで「美少女イラストコンテスト」を開催。ゲスト参加したプロのイラストを米袋に印刷したところ、大ヒット
● 街中に471体(佐賀市): 街角に471体ものえびず像。市民団体が2004年から「恵比寿巡りツアー」を開催
● 地区名すべて干支(宮崎県延岡市): 旧北方町は、12地区全ての名前に十二支が使われ、「全国唯一の干支の町」としてPR。干支をあしらった計600基以上の街灯。秋の青空市「干支のまちフェスティバル」では、街の特産12品を使い干支鍋を振舞う

● 米俵でぐるぐる巻き(東京都大田区): 雨を止めるための祭り「水止舞」。龍を表す米俵でぐるぐる巻きにされた龍神役の男2人には、バケツの水が容赦なくかけられる。
● 平安願い ざる争奪(三重県津市河芸町): 宮司が投げた長さ1メートルのざるを大勢の裸男が奪い合う。室町時代から。
● こんな時代「笑え笑え」(和歌山県日高川町): 顔を白く塗った「鈴振り」と呼ばれる男が「笑え笑え」とはやし立てる「笑い祭り」。江戸時代にはあった。
● 精霊と真剣勝負(愛媛県今治市大三島町): 力士姿の男性が、眼には見えない稲の精霊と相撲をとる「一人角力」。14世紀から?

2つの上越

2008-12-15 09:57:21 | みんなで創る「駅と街」
JR上越線や上越新幹線の「上越」は上州の越後を結ぶ路線という意味。また、上越市の「上越」は直江津市と高田市が合併する際に昔の地域名である上越からとったもの。
路線名と地域名ということで深く考えずにつけられたようですが、上越市に北陸新幹線の駅ができるためその駅名を「上越駅」とつけてしまうと上越新幹線の駅と間違える可能性があると大問題になっているようです。新幹線の名前をかえるか、市の名前をかえるかしないと解決しない気がしますが、上越線や上越新幹線という名前は既に定着し、例えばスキー場の名前にも上越が使われている(上越国際)など、鉄道側の名前を変えるのは影響が大きそうなので、市の名前を変えるのが妥当かも知れません。
しかし、そもそも新幹線の名称が「上越新幹線」で良かったのかどうか。在来線はまさに信越本線からわかれ、上州と越後を結ぶ路線ですから両方の地域の名前をとって「上越」というのは素直だったのかも知れませんが、別の地域名と同じとなることを考えておくべきだったと思います。
さらに新幹線は東京等の首都圏と新潟を結ぶ路線なのですから、在来線の名称にとらわれず、高速道路と同様「関越新幹線」でも良かったような気がします。

首都圏の駅全面禁煙(JR東日本)

2008-12-12 08:58:22 | 利用しやすい「駅と街」
JR東日本では首都圏の201駅(既に実施している駅を含めると226駅)を4月1日から全面禁煙にすると発表しました。
ホームの一部を区切って喫煙を認めてたわけですが、確かにそれでは周辺で電車を待っている人が受動喫煙となってしまうわけで、当然の措置だと思います。
なお、ガラスで仕切られた喫煙室は残す(あまり数は無いようですが)ということですので、どうしても吸いたい人はそこでということでしょうか。
直接は関係ありませんが、妙典駅では朝、駅の前のタバコ屋さん(本来は電気屋さんのようですが)に設置された灰皿の前でタバコをすっている人が大勢います。そんな時間があったら早くホームで始発待の列に並んで座っていった方が良いのにと思いますが、タバコが好きな人にとってはその一服が最高なんでしょうね。

アニメによる街づくり

2008-12-11 14:20:37 | 「駅と街」の話題
 2008年12月10日の東京新聞夕刊に東京都内でマンガやアニメを街づくりに活用する動きの紹介がありました。全部で7つほどの例が紹介されていましたが、駅や鉄道に関連しても、

●銀河鉄道999フィギュア(練馬区): 練馬区には国内最大の94社のアニメ関連会社が集積。名誉区民の漫画家松本零士氏が「アニメのまち練馬を宣言」。2008年3月には西武池袋線大泉学園駅に銀河鉄道999の車掌のフィギュアが登場。ラッピング電車の企画も。

●ガンダムモニュメント(杉並区): 2008年3月、西武新宿線上井草駅にモニュメントを設置

という取り組みが紹介されていました。また、直接駅には関係しませんが、豊島区では「三国志」や「魔法使いサリー」などで知られる漫画家横山光輝氏が長年豊島区で暮らしたということで、自宅近くの千早図書館に鉄人28号像を設置し、セル画などの展示コーナーも開設、講演会やアニメ上映会も開く予定とのことです。
 これに関連した話題として、出身地である神戸市には長田駅近くの公園に等身大のモニュメントを設置する計画があることを紹介しておきます。

振動力発電と駅

2008-12-11 10:12:13 | みんなで創る「駅と街」
路面に埋め込まれ、通行人が踏んだ時に起こる振動を電気に変換する「振動力発電」を行う「発電床」が渋谷ハチ公前に試験的に埋め込まれるそうです(2008年12月5日~25日)
体重60kgの人が2回足ぶみすると0.5kwを発電するとか。地下鉄などで乗換の際にかなりの長い距離を歩く場合もありますが、その通路に設置するとかなりの発電ができるのではないかと期待します。また、商店街に設置して、イルミネーションがその発電状況(一人で歩く・大勢で歩く、ゆっくり歩く・走る)によって異なったデザインで光れば、話題性があって賑わいづくりにも役立つのではと思いました。
また、最近はダイエットや健康のためにウォーキングする人も多いので、そのコースに設置すると良いのではとも思いました。
恐らく、発電効率や耐久性などにまだ課題があるのでは(そのための実験?)と思いますが、今後の進展を期待したいものです。