駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

高齢者の免許返納率、地域により70倍の差

2007-09-25 13:17:11 | 歩いて楽しい「駅と街」
 毎日新聞によると、65歳以上の運転免許保有者のうち、06年に免許を自主的に返納した人の割合(返納率)が都道府県により最大約70倍の差があったそうです。
 地下鉄やバスなどの交通網が充実している首都圏や近畿圏での率が高いのは当然として、返納率が最も高かったのは0.69%の静岡県で、高齢者1万人当たり69人が返納したそうです。同県のバス・鉄道会社において返納者を対象とした料金割引制度が導入されているとのこと。第2位の富山県(0.49%)では富山市が同様の制度とLRTや高山線の社会実験等の地域交通網の整備など「脱クルマ」の街づくりを進めています。3位の青森県(0.45%)では、青森市が高齢者の市街地への移住支援に取り組んでいます。
 このような対策を取ることは、高齢者以外の方々にも公共交通の利便性を高めることになり、昨今重大な問題になっている飲酒運転を少しでも減らす上で有効だと思います。
 過疎化が進んでいる地域では難しい点も多いですが、順位をどんどん上げている高知県のように、それぞれの公共団体が頑張って欲しいところです。

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