藤の和ブログ

溢れるメッセージを受け取って下さい。
飛び出す絵を拾って下さい。

「蝉たちの声」

2018-09-12 09:42:52 | メッセージ

「蝉たちの声」

あまりの暑さのせいで

ずっと蝉の声がなかった

さっき久しぶりに

通り雨が降って行った

そしてあの蝉たちが

一斉に鳴き出した

元気よく鳴き出した

蝉の声は樹木の中で

響き会う

樹は蝉の声を聞いて思う

僕はさっき雨に打たれ

そして蝉の声を聞いた

僕はこの森の中で

自然の愛を美しさを

味わっている

なんと素晴らしい瞬間であろうか

 

 

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「猫の丸さ」

2018-09-10 18:27:19 | メッセージ

「猫の丸さ」

猫の丸さは誰もが心地好く感じるものだ

なぜだろうか

人が本質として求めている

形や質感がそこにあるのだが

どうもそれだけではない様に思う

絶対的なる根源へのヒントが

そこにある様に思えてならぬ

そうだね 例えば物に

フォーカスする時にその特徴を

人は探す 探した中にいつも人は

その共通する自分の中にある

心地好さとを比較しているのだ

自分の中にはあるが

まだ見付けていない本当の

安らぎとなるひとつを

見付けようとしているのだ

 

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「空と淡水を分けているもの」

2018-09-08 16:30:06 | メッセージ

「空と淡水を分けているもの」

湖水と夕空をどっしりとした

比叡の山々が夕空を分けていた

湖に浮かべて遊ぶ幾つもの船は

その間をゆっくり漂う

ここは淡い海

水もここで憩う

夏の日射しが夕陽になり

空に映し出されるひととき

これ以上の時間はあるだろうか

ここでこの時間を味わう

 

 

 

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「飛び魚」

2018-09-07 10:20:15 | メッセージ

「飛び魚」

暮れ掛かる空

波静かな海に

飛び魚が翔んだ

あまりに静かに水面から

飛び出たので

そこに音もなく波もなく

まるで空に貼り付いて

いたかのように

君の翔ぶ姿は

なんと綺麗で見事だね

ずっと海の中に居て

ほんの一時姿を海面に出す

暮れ掛かる空の色に憧れ

見に飛び出したのだろうか

 

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「落し物は拾い合う」

2018-09-05 15:23:25 | メッセージ

「落し物は拾い合う」

本当の平安とは何か

君はわかるかね

そうだよ君の心が本当は

知っていることを

思いだした時に心の平安を

感じるものだ

 

遠い遠い昔に

辿って来た道の道端に

幾つもの落し物をしてきた

その落し物は落としたままでいい

それは別の人が拾ってくれたからいい

だから君は、今この側に見えている

道端の落し物を拾い、ひとつひとつ

少しずつでも良いから

光で包んでいくんだ

ただそれだけだよ

 

落ちる物は仕方ないよ

でも拾える物は拾うんだ

それがみんなで一緒に

人の世を進んでいると言うこと

実感して味わう事が大切なんだ

以上


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