「時の流れは風の如し」
時の流れと言うものは
風の流れに同じか
なぜなら君の
過ぎ去った過去にも未来にも
必ず君の作った渦が見えるからだ
風が流れて君の周りに
渦を作っていく
時は風の様だ
しかし風は掴めないし
流れ流れてまた新鮮な空気が
淀みなく注ぎ流れていく
だから君の作った渦巻きさえも
君が生きる限りは
風の如く流れて過ぎ去るものだ
気にするものではない
君が生きる限り
風は吹き続けるから
「時の流れは風の如し」
時の流れと言うものは
風の流れに同じか
なぜなら君の
過ぎ去った過去にも未来にも
必ず君の作った渦が見えるからだ
風が流れて君の周りに
渦を作っていく
時は風の様だ
しかし風は掴めないし
流れ流れてまた新鮮な空気が
淀みなく注ぎ流れていく
だから君の作った渦巻きさえも
君が生きる限りは
風の如く流れて過ぎ去るものだ
気にするものではない
君が生きる限り
風は吹き続けるから
「喧騒の中の言葉」
どんな喧騒の中にも
それは在る
君への貴重なメッセージ
それは寛大で優しくもあり
時には繰り返し与えられている
喧騒の中だからこそ
送られているとも言える
繰り返しの音を見付けるように
耳から心に向け集中してごらん
その繰り返しの音が
ひとつのハーモニーとなって
君の耳に共鳴するとき
きっとメッセージは
届いている
「満月の赤」
東の空、まだ低く地を這う月
今晩の満月は赤く焼けついていた
すっかり陽は落ちて静寂の中にあり
君のその大きな赤い丸は
私に何を伝えたいのか
君は言う
私はどんな色にでも
見えるんだよ
そう、君の目が望んだ
君の心が選んだあらゆる
鮮やかな色で現れているんだよ
君は今晩この赤を選んだんだ
「秋の魚」
秋の魚は素晴らしく
スマートに出来上がっている
永い永い旅のうちに
その身体を作って来たのだろう
人に会うまでの旅はどのような
道だったんだろうか
だから人との出会いは
大きな出会いだろう
それは私達にとって
有り難い天からの贈り物である
大自然を旅してきた
大いなる彼らの力に
感謝したい
「晩秋の夕陽」
晩秋の夕陽はとりわけ
雲のない晴天の夕暮れが
大きくて美しい
ぼんやりと黄色に霞み
また黄のままで大きく
山蔭にその形を溶かして
隠れていく様は素晴らしい
山に溶けて沈みゆくお日様
そしてこの時を待ち
晩秋の大空に空風が
吹き抜けていた
風はいつまでもお日様を
見送っていた