2024/7/25
学校祭準備中、課題作成に取り組む男子生徒と、脚本を書きたい演劇部の女子生徒が、たまたま同じ部屋を割り当てられて、世間話を始める話。
知り合いの男女ではあるが、恋人ではないし、恋人になりそうもない、友達ですらない、お互いに対してそこまで関心の無い者同士の気の抜けた世間話が楽しい。
女子のほうの、プロの俳優だったら逆にできないような、独特のイントネーションもだんだんクセになってくる。
舞台上で実際にカタカタとミシンを操作している様子が斬新。
男子が延々と服飾の課題をやっていることで、どういう方向の話かはわかる。
無意識の差別表現や、おそろしくへたくそな寸劇(でもシュールでちょっと笑った)で不和がウヤムヤになっていく様子に不快感がなく、シンプルでスマートにまとめられていた。
実際、彼が演劇部に入ったら、今の悩みについては結構克服できそうな感じはするけど、別のストレスは増えるんだろうなと思う。
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