遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

千葉県立松戸高等学校『ある海が見える丘の物語』(春フェス2022年度)

2024-08-09 14:18:37 | 動画で演劇を見た(観劇三昧以外)

2023上演⑧千葉県立松戸高等学校「ある海が見える丘の物語」

2024/8/9

精神科医が不調気味の患者に自身の学生時代の体験談を語る話。

物語の大部分は医師の回想。1980年前後。

前時代的な不良が他校に嫌がらせしたり、コンビニ普及以前の個人経営店を舞台に選んだり、令和の高校生が全力で昭和後期の田舎の片隅を再現している。

不良チームのナンバー2が、今まで見た春フェス動画内で最も高校生に見えない。

見た目もそうだし声質も迫力がある。

今の感覚では非現実的なことでも、舞台を40年前に設定すれば組み込める。聞き手が犬として回想に参加するのもスマート。

笑えるシーンも多く、娯楽作品としての完成度が高い。

2023年の動画は総じて音質が悪いが、本作は安定している。

本作から大会3日目なので何かセッティングに修正があったのかも。

騒動のそもそもの動機がよくわからなかったのと、最後の展開が必要だったのかは疑問。

死ぬしてもほかに死因無かったのかな。


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