遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

山本一成『人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質』

2018-03-27 20:51:20 | 読書感想文

 

人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

2018/1/17

最強の将棋ソフトPONANZAの開発者が、人工知能の発展していく過程を説明する本。

専門用語が可能な限りわかりやすく書かれていて、感覚的にわかった気になる。

一度に何万、何億手も先が読めるソフトはわりと昔からあったのに、どうして最近になって急激に強くなったのか。

機械学習だディープラーニングだと簡単に言ってしまいがちだけど、開発者側からすれば、「そんな単純なものではない」となる。

そして、その秘訣を「黒魔術」と表現する。

黒魔術の結果、人工知能がプログラマ(の言語能力)を卒業し、還元主義的な科学(性能が上がるほど性能向上の原因がわからない)から卒業し、ごく一部の天才からも卒業する。

ただ、人工知能は人間が利用するために作られている以上、人間がサンプルとなってデータが作られる。

人間がいい人であれば、人智を超えた人工知能もいい人であるという結論は、希望にも絶望にもなる。

あと、PDCA理論は、一般常識として覚えておきたい。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 劇団ZTON『覇道ナクシテ、泰... | トップ | 90年会『第1話【僕らだって、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書感想文」カテゴリの最新記事