人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質 | |
クリエーター情報なし | |
ダイヤモンド社 |
2018/1/17
最強の将棋ソフトPONANZAの開発者が、人工知能の発展していく過程を説明する本。
専門用語が可能な限りわかりやすく書かれていて、感覚的にわかった気になる。
一度に何万、何億手も先が読めるソフトはわりと昔からあったのに、どうして最近になって急激に強くなったのか。
機械学習だディープラーニングだと簡単に言ってしまいがちだけど、開発者側からすれば、「そんな単純なものではない」となる。
そして、その秘訣を「黒魔術」と表現する。
黒魔術の結果、人工知能がプログラマ(の言語能力)を卒業し、還元主義的な科学(性能が上がるほど性能向上の原因がわからない)から卒業し、ごく一部の天才からも卒業する。
ただ、人工知能は人間が利用するために作られている以上、人間がサンプルとなってデータが作られる。
人間がいい人であれば、人智を超えた人工知能もいい人であるという結論は、希望にも絶望にもなる。
あと、PDCA理論は、一般常識として覚えておきたい。
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