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ぬいぐるみさんとの暮らし方 |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
2016/2/11
ペットとしてのぬいぐるみとの付き合い方、愛し方が描かれている。
目次の第4章に「ぬいぐるみの食事」、第9章には「ぬいぐるみの生殖」とある。怪しい。好みだ。
ぬいぐるみをしかるときには、罰は通用しないので、ちゃんと言葉でなぜダメなのかを説明すると良いらしい。悩む。
それでも読んでみると、ぬいぐるみが生き物と信じている人生と、ただの無機物としか思えない人生とでは、どちらが幸せなんだろうかと思えるくらいの説得力はある。
思考実験としておもしろい。
立川談志さんがライ坊という人形をかわいがっていたという話を思い出した。
あれほどの人ならここに書かれているくらいの理屈は考えていたような気がする。
命のないものに解釈で命を吹き込む理屈は、案外いろんなところに応用できそう。
この本を原作に演劇の脚本を書いてみたい。
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