2017/10/5
4日目。仕事終わりで、札幌平岸高校『十、数えるあいだに』を見に行く。
客席は8割くらい埋まっている。パンフの高校・演目紹介の書き込みぶりと整理整頓ぶりに、几帳面な方向での狂気を感じる。
将来世界を変えたいとうそぶく男子高校生が、不登校の幼馴染の女子に前向きな変化を与える話。
上演時間のほとんどが挨拶禁止の是非を話し合うマンションの集会のシーン。
登場人物たちの演技がしっかりしている。見る側の補正が必要ないので、いい意味でかわいげがない。下手な役者がいない。
特に生徒指導の先生が好き。生徒のことはそれなりに大事に思っているのに、全く心を開いていない感じ。不器用な距離感が生々しい。
ただ、「あいさつ運動」なんてせずに、自然な距離感で明るく挨拶を続けていれば、あんなに近所で問題になったり、彼女自身、不登校になるまでトラウマかかえることもなかったと思う。
個人的には「挨拶はいいけどあいさつ運動はやりすぎ」という結論になった。
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