高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。~ジブリ第7スタジオ、933日の伝説~ [DVD] | |
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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 |
2016/2/14
2枚組みの後編。
プロデューサー・西村義明の男前ぶりが加速している。
彼が高畑監督に「予告編を、見ますか?」と確認しているときの緊張感のピーク。
情宣にどこまで情報を出すかはほんとに難しい。アマチュア団体の演劇でもそうなんだから、ジブリ映画での責任の重さたるや。
「これは自分の映画だと思える人が多いほうがいい映画になる」
「泣く人は泣くかもしれないし、勝手に泣けばいいんですよ。泣かせようとはしてない」
歌と音楽の演出シーンでも、高畑勲のダメだしが具体的で細かい。
映画監督は、演技、音楽、映像、オールラウンドで語れないと仕事にならない。
演劇だと演出にあたる役割だけど、心底身につまされる。
あれだけ遅れていると煽っていた作画ペースの問題がいつの間にか解決していた。
おもしろかったけど、ドキュメンタリーとしてはあんまり追いきれていないような気がする。
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