2023/12/1
・巨大怪獣ガメラと人間たちが宇宙から飛来してきた怪獣レギオンを撃退しようとする話。
・TOHOシネマ、轟音上映初体験。せっかくなのでワイドコンフォートシートを選択。轟音効果は結構感じた。
・最初の舞台は札幌市。すすきの。まさに今見ている映画館の建物(当時はロビンソン。懐かしい)が粉々にされていて楽しかった。
・ここまで一地方都市にスポットを当ててじっくり描いている映画は多くないと思う。
・たしかに「TOHOシネマズすすきの」でのこけら落とし的な上映にはふさわしい(ただ仙台の人は複雑かも)。
・レギオンは札幌→仙台→東京と移動していく。だんだんスケールが大きくなっていように舞台を整えられていく。
・前作では若干のチープさが客側の安心感につながると思ったけど、今回は身近な場所が舞台になって、臨場感強め。
・いつもお世話になっている地下鉄で、運転手さんが襲われているのを見ると必要以上に悲しくなる。
・地下鉄が一世代前の型で懐かしい。
・すすきのと、青少年科学館や支笏湖との距離感おかしい感じもするけど、あまり気にならない。
・よく怪獣映画は人間ドラマとの相性が悪いという話を聞くけど、人間側のドラマは必要なくて、ありえない事態に遭遇した責任ある人々の関係性をきっちり描いていれば、十分なんだと思う。
・前回は人間たちが完全に足を引っ張っていたけど、今回はかなり人間側も貢献していた。
・行動している人たちに頭の悪い人がいない。意見が対立することはあっても、それぞれ理解できる範囲。
・ありえない事態に対して、必死で頭を使ったり、時には体を張って、しっかり事態終息に貢献している。
・「終わったらおごらせてください」という、ちょっとした掛け合いも好き。
・それはそれで大事ではあるものの、何事にも時間と手間のかかる人間の社会的な生き物らしさとは一線を画す、ガメラの存在が気持ちいい。
・有事のとき、大通公園はああいう風に使われるんだということを視覚的に見ることができた。
・なぜ生体兵器なのに亀をモデルにしてしまったのか。
・どうしてガメラは人類の味方をするのかという、見る側も気になる疑問に対して、学者が解釈を提示して終わるところ、無駄なエピローグもなく切れ味がよかった。
(TOHOシネマズすすきの)
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