ラリー・チャールズ監督『ブルーノ』

映画『ブルーノ』予告編

2016/5/27

サシャ・バロン・コーエン演じる「架空」の人物ブルーノが、セレブになるために、「本物」のファッションショー、中東、軍隊、キリスト教原理主義の教会などなどに入り込んで顰蹙と嫌がらせの限りを尽くす話。

性器を丸出しにするような直接的なタイプの嫌がらせと、あるコミュニティに入り込み、そのコミュニティのタブーを破るタイプの嫌がらせに分かれる。

ブルーノ以外の人々は演技じゃないので、あたまのおかしい人に直面した人間のリアルな反応が楽しめる。

当たり前だけど、全方位から本気で怒られている。

結果、焼け野原のような話になっていた。

ビートたけし監督『みんな～やってるか！』を見たときの気持ちに近い。

なので、おもしろいかと言われると結構微妙。

アメリカ文化の基本的な知識がないと、彼が何をしているのかよくわからない。

なんとなくはわかるけど、よく知ってないと単調に見えてしまう。

詳しい人の解説を聞いてから見たほうが楽しいと思う。

	bruno 完全ノーカット豪華版 [DVD]
	クリエーター情報なし
	エイベックス・ピクチャーズ

詳しい人の解説。

町山智浩さんの見所解説

宇多丸師匠も『みんな～やってるか！』に触れておられた。