2016/1/30
平成26年度北海道戯曲賞大賞の戯曲を岸田國士戯曲賞作家が演出する。権威すごい。
さらにパンフに書いてあった演出の前田司郎さんの文章が観る側の緊張感を煽ってくる。
<「つまらないなあ」とお感じになったとしたら、もしかすると観るほうに問題があるのかもしれませんね>
試される観客。
煽られるとスカしたくなる性分なのでこういうことされると困る。
公園にいる三人がどうでもいいことを話す。
それだけなので、確かに「つまんない」と言ったらバカだと思われる系の話。
「聞く→答える」みたいなことから、だんだん「聞く→関係ないことを聞く」「電柱を叩く→足が痛い」という整合性はないけど因果関係のある不条理の末にドリフのような大掛かりな雨オチに至る。
…という話だと記憶を補正しているけど、途中で飽きてしまったのでよくわからず。
結局、問題のあるほうの観客になってしまった。
※パンフに平成27年度の戯曲賞の講評がついていて読み応えがある。
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