ホーホケキョ となりの山田くん [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント |
2014/12/4
四コママンガの長編映画化。
もし、昨日見た『夢と狂気の王国』が実在するなら、国王は高畑勲だと思う。
当時にしても今更感のある、興行的には成功しそうにない「山田くん」を題材にして、おそろしく実験的な作画をもって長編映画を作る、まさに「夢と狂気」の国王。
(グーグルで作品名を入力して検索すると、アンド検索の候補に「失敗」と出てくる。)
1時間40分も四コマ漫画のテンポで平和なエピソードが繰り返され、ひとつひとつはおもしろいのに最後のほうはちょっと寝てしまった。
ただ、最後の「適当」を見過ごさなくてよかった。
題材と作画方法を一致させるやり方が贅沢。
今見ると、この平和な家族のエピソードがことごとく自分にとって現実感がなく、この前見た『かぐや姫の物語』よりもよっぽどファンタジーに感じてしまった。残念。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます