遠藤雷太のうろうろブログ

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大橋博執筆・監修『そして僕らは学校に帰った。―不登校からの回帰 高校生21人の証言』

2018-07-03 21:55:02 | 読書感想文

 

そして僕らは学校に帰った。―不登校からの回帰 高校生21人の証言 (CLARK BOOKS)
大橋 博
エージー出版

2018/7/3

不登校経験者で今は高校に通う生徒さんを中心に体験談を聞く本。

学校に復帰した生徒さんたちが口々に「友達の大切さ」と「夢を持つこと」を説く。

健康食品の広告を読んでいるよう。

「この学校」という言葉がたくさん出てくるんだけど、「この」がどの学校なのかすぐにはわからない構成。

だいぶ読み進めると、ほとんどがクラーク記念国際高校という通信制の学校とその提携校の生徒さんだということがわかる。

学校が特定できるフレーズを言い訳のように小出しにしていて、あんまり広告扱いされたくないのかなと邪推してしまう。

実際、この高校で救われた人もたくさんいるんだろうから、もっと堂々と宣伝したらいいいのに。

「みんな学校に帰りたがっている」という章のタイトルも、言いたいことはわかるけど、危なっかしくてハラハラする。

およそ13年前の本。ここの生徒さんたち、今は何やってるんだろう。

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