2018/11/28
・ある男が、紙にしたためた10個の目標を、二人の友人とともにかなえようとする話…でいいのかな。
・どんな話かと聞かれるとよくわからない。
・そもそもわからないように書かれているので、わからなくてもいいという居直り根性で見守る。
・それでも見所はありすぎるほどある。
・大和田舞さん、ナガムツさん、かとうしゅうやさん、亀井健さん、自分が見たことあるだけでも、一人で20~30分は場を持たせられる一人芝居経験者が四人もいる。
・そんな語り巧者が揃っている中で、オープニングの一人語りは横尾寛さん。
・曲と言葉が足りない音を補い合うような、危ういバランスで語る。計算されたたどたどしさが聞きどころ。
・一昔前の作品の似たようなシーンに比べて、最近は一人語りが格段に聞きやすくなっているような気がする。
・ラップを聴いてるみたい。
・赤ら顔、洋装の城島イケルさんがステップを踏んで楽しそうにしているだけのシーンも目が離せない。
・85歳のおばあちゃんという、ナガムツさんにしかできない適役。そしてあんなに羽が似合う人もいない。
・かとうしゅうやさんの一昼夜テッシュをばらしている動き、大和田舞さんのミュージカル風の語り口。
・それぞれが全然違うフロウを持っているので、まず飽きない。
・共通しているのは楽しそうに見えること。暗いことを言っていても何だかポジティブな空気が出ている。
・協調しながらも存在感を奪い合う、そんな役者さんたちの群雄割拠ぶりが最大の見どころ。
・ちょっとだけロードムービー感もあって、そこは話を追いたい人にも優しい。
・顔ハメのパネルから顔を出すおじさん三人。揃いも揃って目つきが怖い。顔ハメパネルで強調されている。
・スーパーの惣菜売り場から、異国の戦場まで。
・時間軸で言えば、戦場は過去だと思うけど、未来に繋がっているようにも見える。
・矢野絢子さんの曲が終わるまでが作品。
・見終わった後、勢いで戯曲を買った。
・パンフのキャスト紹介の写真、一貫性がなさすぎて面白い。
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