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2011/7/20
サブカル界の巨人が、自らのバックボーンを語った本。
日本人は無宗教と言われるし、オウムなんかの影響で、「宗教=危ないもの」というイメージも強いんだけど、もう少し自分にとって役に立つもんなんじゃないかと思って読む。
仏教にはまったく詳しくないが、みうらじゅんの言葉で聞くとなんとなくわかったような気になる。
面白かったのは、仏教の基本的な考え方「四法印」のなかのひとつ「諸法無我」の考え方。
これは「自分探し」の反対、「自分なくし」が大事なのだという教え。
自分をなくすことで、むしろ自由になれるのだそうだ。
言われてみるとなんとなくそんな気がする。
若いうちはポジティブだった「変わる」ということが年をとるとネガティブに変わるという指摘ももっともだと思う。
そのほかにも「不安タスティック」「僕滅運動」「グレイト余生」など素敵なお題目もたくさんあった。
それぞれ記憶にとどめたい。
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