縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ピノコの天敵

2008-09-06 | ピノコ
猫社長の隣の家には小春という名前の雌犬がいる。推定5才、特技はよく吠えること。
朝、昼、晩と近所中に響き渡る声が聞こえる。小春はいつも玄関先の門扉の内側にいて表を眺めている。
下校途中の小学生がアルミ門扉の格子の間から小春の頭をなでている。よく吠える割には凶暴性はない。
今年の一月に猫社長の家にピノコがやってきた。ところがピノコと小春は相性が悪かった。
いや小春がピノコをきらった。最初ピノコは小春のいる門扉の前まで行き尻尾を飛ばさんばかりに
振りながら近づいたのだが、小春は歯をむき出して火がついたように吠えまくった。
こんな調子で数ヶ月ピノコが挨拶をしようと近づく度、小春は眉間に皺を寄せピノコを牽制した。
仏の顔?も三度まで。堪忍袋の緒が切れピノコにも凶暴性が移った。朱に交われば赤くなったのだ。
小春と顔を付き合わせたとたん吠え始め、くるくるまわりながらうなり声をあげるようになってしまった。
ワイヤーフォックステリアは我が強くて負けず嫌いなのだ。だからといってお隣なんだからもうちょっと
意思の疎通を交わしてほしいものだ。
今日も散歩始めに天敵同士で顔飛ばし、帰りもにらめっこから唸りあいの合掌。
けんかするほど仲がいいっていうけど、猫社長にはなかなか面白い日課なのである。
そうそう小春の特技はピノコの特技、隣に負けない位吠えて吠えて吠えまくっている。