縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

筒井康隆らしさ

2010-10-06 | Weblog
筒井康隆の自薦ドタバタ傑作選、最後の喫煙者を読んだ。昭和時代の作品だけど古くさくない。
もうおかしくて何度も吹き出したり、がははと大笑いした。
筒井康隆は学生の頃、電車の中で暇つぶしに読むのに持ってこいの小説で新しい文庫が並ぶたびに読んだ。
筒井さんの短編は風刺が多い。マスコミ、医者、政治家、武将たちをこれでもかと叩いたり、こけにしたり、
殺したり、それが愉快で痛快で次々読んだものだ。
筒井さんの俺に関する噂はジム・キャリーのトゥルーマンショーのパクリじゃないかと思ったことがある。
極端すぎる発想でありえない話を次々生み出す筒井さん。新しい作品も読んでみようかな。
そうそう、筒井康隆のブログ、偽文士日碌は面白い。これを読む限りかなりの薬漬け、まああの年であれだけ食べて
飲んでたらメタボ、高血圧、脳梗塞、肺の病気いろいろでてくるだろう。
薬に頼って自分では養生する気がないみたい。いかにも筒井康隆らしくていいよね。