縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ぷりぷりゴキブリ

2011-07-28 | Weblog
夕暮れの遊歩道をピノコと散歩していた。薄暗い地面に蠢く何かがいることに気が付いた。
グミみたいにプルプルした色白のゴキブリと思わせるものが
地面の上にひっくりかえってもがいていた。
蝉の幼虫だった。幼虫はたくさんいた。地面にはちいさな穴がたくさん開いていた。
蝉の幼虫は桜の巨木をめざしているようだ。
孵化したばかりの海亀の子供が波打ち際に向かうみたいだ。
亀の子は海に戻らなければ生きていけないけれど、
蝉の幼虫は地面では蝉になれないのかな。
あっそうか、何かにしがみつかないと左右に転がってしまうね。
てことで、何匹かの蝉ッ子のお手伝いをしてあげた。
摘んでホイ、摘んでホイ、早く羽化しろ蝉の種。
これからは蝉ッ子がどんどん地面からはい出して桜の並木道は大声をださないと
聞こえなくなるくらいの大音響になるのだろう。
去年まではうるさすぎて忌々しいと思っていた蝉だけど、
今年は現れてくれてありがとうと言いたい。