縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

夕日の滝の猪親子

2011-09-26 | Weblog
足柄の夕日の滝を拝みに行ってきた。
滝行で有名らしい。
バス停から滝のある上り坂道をゆったり歩いていると途中に
竿に風雨にさらされた毛皮が干してあった。
形からしてイノシシのようだ。
この辺はイノシシが捕れるようだ。
連れのこおろぎちゃんは気味悪がって近寄りたがらないので
猫社長だけ側に行った。すると小さなイノシシの毛皮から
「父ちゃん寒いよ、腹減ったよ」と声が聞こえた。
一瞬ドキッとした。
「これうり坊、わしらはもう死んでいるんだから腹はすかないんだぞ」と
大きな毛皮のほうが答えている。
「そうだよ、君らは捕まってとっくに食べられてしまっているんだよ」と
猫社長も毛皮親子に慰めの言葉をかけた。
「おや、あんたはわしらの声が聞こえるのかい?」と父イノシシ
「聞こえちゃってるよ。そうだ、もう野山を走り回れない君たちのために
歌をプレゼントしてあげる」
インイン、イノシシのうり坊は、風に吹かれてブラーブラ。
それを見ていたイノオヤジ、いっしょに並んでブーラブラ。

夕日の滝は台風の影響で水量が多く、今日は滝行には向かないようだ。
頭に直撃したらつるっ禿げになってしまうだろう。