縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

雪じゃない、ピノコ

2008-01-21 | Weblog
なんだよお、気象庁に気象予報士各々方、雪ふるって言っていたじゃないか。久しぶりの雪、万が一
大雪になったらとか、電車が止まるかもとか、車に乗れないかもとかいろいろ考えて、雪かきスコップを
物置の奥から取り出し、買い物も明日の分も含めて買い出しに行ったり、寒さに耐えかねたきつねやたぬきや
うさぎ君達が訪ねてきたときのために暖かいスープもどっさりこさえたってのに、雨すら降らんじゃん。
てなことで午後からきなこ改めピノコを散歩に連れ出した。ピノコはブラックジャックにみいだされた
女の子なんだけど、あるラジオのパーソナリティが天然系の女子アナをピノコと呼び捨てていた。
マイペース、喰らいのけ、落ち着きがない、猫社長の元に来て早一週間、実は寝顔をまだ見たことがない。
目を開けて眠っているかもしれない。不気味だ、やっぱりピノコだ。
横浜そごう6階ジャパンショップに常設、おひな様満載

翻訳超訳

2008-01-20 | Weblog
最近翻訳小説を読む機会が多くなった。その中でジュディ・バドニッツの空中スキップは最近のウルトラ
お気に入り。想像力、イマジネーション、でたらめさ加減が猫社長の琴線をビロンビロンと奏でてくれた。
そしてこの本を俄然おもしろくさせているのは翻訳家の力も大きいと思う。
ときに原書で読めたらすごく面白いだろーなと思える本があっても、読み進んでいくとなんとも直訳ぽくて、
味気なく感ずることがある。解凍した冷凍食品を食べているみたいな、しけた煎餅をかじっているような
元のよさが消えてしまっておいしくない代物になっている。残念だなあ。
そんな本に出くわした場合、猫社長の独断と空想力で超訳するのだ。たとえば、登山日和だ は
登山をするにはもってこいの天気だった。でも読み終えるのに5倍の時間がかかっちまう。
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偽装の偽装

2008-01-18 | Weblog
耐震偽装に始まってからというもの、世の中偽装の雨あられ。食品偽装が下火になったら今度は再生紙のエコ偽装。
それもさ再生紙100パーセントのはずがパルプを入れちゃったって、それってオードブルにカニ蒲を
頼んだら本物の蟹が来ちゃったとか、レギュラーガソリンの値段でハイオク入れられたとか
おばあさんに変装したら代えって若く見えちゃったとか、グレードアップ偽装もでてきた。
辞書を引いたら偽装のことをカムフラージュと書いてあった。すると、おやじのカツラ、女性の化粧、
ゆーれいにばけた妖怪、橋を装った虹の架け橋、島だとばかり思っていたらでっかい船だったとかとか
おととい家にきたワイヤーフォックステリアのきなこもブラックジャックのピノコの仮の姿だし、
知らないところにも偽装はたくさんある。
温暖化が地球自身の偽装だったらいいんだけど、それはどうかな。
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つちのこ羽毛布団

2008-01-17 | Weblog
羽毛布団を新しくした。羽毛は一生モノ、そのはずだった。だが去年まで使用していた猫社長の羽毛布団は
つちのこだった。羽毛が片側に集まってモコモコ、もういっぽうは薄っぺらの布でしかなかった。
それでもがまんして10年近く使っていた。大概は足側をモコモコにしていた。頭側をモコモコにすると
布団が山のように迫りあがって、圧迫感を感じたし、足側が異常に冷たかったからだ。何といっても
片側に羽毛のない布団は断熱効果がまったくなくて肩が冷えることこのうえない、だから毛布を何枚も重ねて
引いて寝ていたのだけど、重いのなんの、寝返りをうつ度ウエイトリフティングをしている状態だった。
えいやーっである。羽毛の打ち直しは買うほど取られるらしい。
先日押入整理と布団圧縮をしたら使用していない羽毛をみつけたのでつちのこ布団とはおさらばすることにした。
均一に引き詰められた羽毛布団は地獄から天国だった。毛布も一枚減らせた。
だけど掛布とんがやたら軽くなったのはいいけど、寝ながら自然にしていたウエイトリフティングの効果が
なくなってしまったらしく、なんとなくたるんできたみたいだ。上に畳みでものせるかなあ。
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ムンクとゴッホ

2008-01-15 | Weblog
寒い、今年は去年より圧倒的に寒さがきびしい、でも冬らしくて気に入っている。
夜の8時半、ここは逗子、夜道を早歩きした。息がはっは、はっは、冷気で体はみしみし、やっとこさ
駅に着いたら耳がちぎれそうに痛い。おもわず両手で耳を覆った。さみー、ムンクの叫びだ。
駅のホームにちぎれた耳が落ちているのを見つけた。よく見るとひとつやふたつじゃなくてあちらこちらに
落ちている。猫社長のもすんでのところで千切れるところだった。危なかった。
柱の影で風を避けていた。横のおばさんの耳はもうなかった。それどころか鼻も無くなっている。
やっときた電車の中はぽかぽかで、やっと肩の力が抜けてほっと一息つけた。冬は肩こりがひどくなる。
あたたかい電車の中は耳たちがぷかりぷかりと空中をただよい、元の持ち主を捜してさまよっていた。
ちゃんと両耳が戻らないとゴッホになってしまう。
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