ピノコと玉葱

ピノコが死んじゃうかもしれない。
いやしんぼのピノコが食卓の上に置いてあった
猫社長の大事なコロッケを食べてしまったのだ。
コロッケにはタマネギが入っている。
猫社長は仕事をしていたのでいつつまみ食いをしたのか
わからないが、コロッケの残骸があったし
ひとつ減っているので気がついた。
犬がタマネギを食べると中毒を起こして
死に至ることがあるらしい。
仕方がないこれはピノコの運命だ。
人の夕飯をかすめ取るから自業自得だ。
四時間くらいで症状が現れるというので
様子を見ているが今のところピノコはすこぶる元気だ。
しかしあんな高いところによく手が、口が届いたもんだ。
油断も隙も犬も歩けばコロッケを食らう。
これからは気をつけよう。

消しゴムはんこのワークショップ

消しゴムはんこのワークショップに参加した。
猫社長の消しゴムはんこのイメージは今は亡きナンシー関。
消しゴムはんこは二種類のカッターナイフで作る。
柔らかくて作業がしやすい、これは楽ちんでいい。
ところが猫社長、大間違いをやらかした。
トレースを勘違いして絵柄が原画と逆になってしまった。
本当だったらヘビの頭は向かって左をむいていなければならない。

だからバランスが悪い。
文字だったら致命的だ。
今度から気をつけようと気を持ち直して
インクをクロスにペッタン、ペッタン。
はいできあがり。
来年の賀状はこのはんこが大活躍するだろう。
このワークショップの参加料は二時間で１５００円、
お茶とお菓子とクロス、消しゴムが約５００円で生徒が三人。
これで先生は元が取れるのだろうかと
人ごとでなく心配した。

どや顔仮面

フェンシング団体で金を取ったイタリア選手たちがカッコイイ、ひゅー。

サッカーが男女ともに勝ち進んでいるので寝不足。
猫社長は宮間あや選手のファンである。
そして密かに宮間のことをどや顔仮面と呼んでいる。
おらおら、そこのけ、そこのけ、どーやあたいの正確なパスやキック。
その宮間選手がワールドカップで最後までどや顔だったのに
昨日のフランス戦に勝利した後涙ぐんでいた。
猫社長もグッと来た。

メダルでビジネス、無しでエコノミー

以前元五輪選手が日本へ帰る飛行機の座席がメダリストはビジネス、
なんもなしはエコノミーでなんもなしの自分はすっごく悔しかったと話していた。
水泳の北島康介がもしもなんもなしだったら偉大な彼でも
エコノミーで帰国ってことなのかしらと猫社長は気になっていた。
彼にとって余計なお世話だ。
康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない。
ようやく四人が力を合わせてメドレーリレーで北島康介は銀メダルを手にした。
よかったよかった。これでビジネスに座れる。
でも北島康介はお金持ちだから自腹でファーストクラスで帰ってこられるな。
そうそう五輪の役員達はファーストクラスらしい。
役員の年寄り連中はどうせひからびているのだから、干物にして荷物室に
入れておけばいいんじゃないか。

人生広く生きるのだ

今年ほどオリンピックが面白い年はない。
サッカー、サッカーやっぱりサッカー。
それにしても暑い、エアコンも水道もない仕事場で
全身ずぶぬれで蛇をこさえている。
よくもまあこれだけ汗がでるもんだと感心する。
夏になると必ず唱える格言。
心頭滅却火もまた涼し。
汗かけ、水飲め、だらだら過ごせ。
瀬戸内寂聴は年を年を取るということは、人の言うことを聞かないでいいということだと思います。
と言っている。
あとちょっとしか生きないんだからと好きなことをしたらいいんです。
周りを気にして人生を狭く生きることはありません。てことだ。
猫社長は友人達からいつもお前は人の話を聞いていない、
それどころか話を遮って別の話に替えてしまうと怒られる。
つまり猫社長は若い頃からばばあだったのだ。
ようし、人生広く生きるのだ。