人生は邂逅なり

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★回顧 田中陽希さんの『グレートトラバース3』で巡る思い出の山々 -最終章-

2018年05月26日 | 登山

本日5月26日は会社のOB会を含めた団体のボランティア活動日でした。場所は地元の二丈の深江海岸清掃だったので、もちろんお願いしての参加です。朝は烈しい雨で雨具をもっての参加でしたが、始まりの10時過ぎにはすっかり雨も上がりいい天気で、100名以上の参加もあり海岸もすっかりきれいになりました。


◆鶴見岳(つるみだけ)大分県 標高 1,375m 日本三百名山
40代から50代の頃は冬の北西の季節風をさけ、この鶴見岳の直下を走る大分自動車道を利用して大分佐伯方面の豊後水道へよく釣りに行っていました。雪が降ると湯布院IC からの通行止めも頻繁にあるのですが、風裏となり冬のクロ釣りには絶好の場所です。
今年の友達と別府旅行での竹瓦温泉です。ブログによると田中陽希さんも堪能した温泉です。




◆由布岳(ゆふだけ)大分県 標高 1,583m 日本二百名山
ふもとの由布院は家から2時間ほどと近いため、遠来のお客様があったら観光案内するところです。また、時間が許せば釣りなどの帰りに立ち寄る温泉地です。特に「ホテル夢想園」の立ち寄り温泉の景色は絶品で由布岳が一望できます。
「下ん湯(したんゆ)」は金鱗湖の傍らに建つ、入浴料200円で茅葺き屋根が特徴的な共同浴場ですが、大分鶴見の帰りに師匠ナベさんと苦い思い出があります。早朝磯釣りで大きな魚をタモで掬おうとしたところ、大きな波にバランスを崩し竿とタモを両手に持っていたため、折れることを恐れたため顔から岩場にぶつかり、結果眼底打撲と指の打撲をしました。大したことないと一日中竿を振り続け、さすがに帰りは目も腫れてずきんずきんと痛み出しました。しかし、温泉好きな二人はわざわざ湯布院インターを降り「下ん湯」に行きました。木立越しに見え隠れする観光客をよそに大はしゃぎです。打撲は風呂がいいわけもなく左目は腫れあがりかすかな視界で、とうとう運転はナベさんとなりました。
由布院の温泉は無色透明が多い中、青い湯と析出物の白というコントラストがすばらしく綺麗な温泉もあります。写真は5年前に友人たちといった「庄屋の館」です。


◆大船山(たいせんざん)大分県 標高 1,786m 日本三百名山
◆九重山(くじゅうさん)大分県 標高 1,791m 日本百名山
◆涌蓋山(わいたざん)大分県 標高 1,500m 日本三百名山
この三山は九重にある山々ですが、5月20日の日曜日この近くの沓掛山1,503mと「黒岩山」1,502mにミヤマキリシマを見に登山してきました。


◆阿蘇山(あそさん)熊本県 標高 1,592m 日本百名山
熊本での勤務も20代と40代の2回の勤務経験があり、ヤマメ釣りでは阿蘇裾野の白水村から五ヶ瀬方面のルートをよく利用しました。もちろん帰りは南阿蘇村の「温泉センター・ウィナス」をよく利用しました。遠方からのお客様があれば必ずと言っていいほど阿蘇観光へ案内していました。また、赤水には以前「阿蘇外輪山荘」という会社の保養所もあり、仕事での詰め作業やレクレーションでよく利用していました。2016年熊本地震での災害復旧が早く進むように心から願っています。写真は5月20日九重「黒岩山」からの阿蘇です。


◆雲仙岳(うんぜんだけ)長崎県 標高 1,483m 日本二百名山
雲仙での心あたたまる思い出の一つが、最近寂しい思い出となったことがあります。30年近くになるでしょうか、わたしの姪っ子の結婚に義兄の許しがなく、やっと島原の彼の実家へ赴いたあと縁を許されることとなりました。姪っ子は心の高まりを抑えられず大変なご機嫌でした。その大好きな笑い声がとてもよく似合う明るい彼が5月の初めに59歳という若さで急死しました。・・・・ご冥福をお祈りします。写真は雲仙地獄のスナップで一番右が彼です。小さな子は私の娘です。


2年前仲間との雲仙旅行のスナップです。島原城からの雲仙岳です。


◆多良岳(たらだけ)佐賀県 標高 996m 日本三百名山
ここ多良岳の麓には祐徳稲荷があります。伏見稲荷大社、笠間稲荷神社とともに日本三大稲荷の一つに数えられ、年間300万人の参詣者が訪れています。ここへは会社の多比良蟹(竹崎かに)での忘年会の際に訪れました。2018年3月の多良岳チャレンジ時田中さんも訪れています。


脊振山地の南西の端に1,046mの佐賀の「天山」があります。ここも放映はされませんでしたが田中陽希さんが登頂した山です。わたしも師匠の案内で3年前に登りましたが、ヤマメを通して子供たちが、自然環境に対する意識を少しでも高めるきっかけになればと、その20数年前にもここら一体の小学校を訪問しました。写真の右は「九州ヤマメを守る会」の発起人で宮崎時代より大変可愛がってもらった今は亡き中村の爺様です。現在はその活動の延長で脊振山の麓富士町の小学校で毎年ヤマメの放流が行われています。




◆脊振山(せふりさん)福岡県・佐賀県 標高 1,055m 日本三百名山
ここには航空自衛隊脊振山分屯基地があり、山頂近くまで道路が整備されています。写真はさも下から登頂してきたように疲れ切った顔をしていますが、駐車場から50mほど登ったところに頂があります。それでも子供がズックで飛び跳ねながら登っていくのをみながら、2回ほど休憩しています。


テレビでは放映されずに残念でしたが、田中さんは雷山~金山~井原山~脊振山を縦走しています。また、糸島の英ちゃんの三祥丸の港の前「芥屋の大門(けやのおおと)」にも訪れています。知っていたらぜひお会いしたかったのですが・・・・写真は百田山師匠の案内で訪れた近場の山々です。


井原山でボランティアの皆さんで大事に育てられている「キツネノカミソリ」です。開花時期は7月中旬頃ですので今年も訪れたいと思います。


◆英彦山(ひこさん)福岡県・大分県 標高 1,200m 日本二百名山
近くの耶馬渓や豊前市には幾度か行ったことがありますが、この山の近くへはまだ行ったことがありません。百田師匠に多良岳とこの英彦山の登頂がわたしでも可能か確認して、可能なら今後の登頂希望としてお願いしたいと思います。

これで「田中陽希さんの『グレートトラバース3』で巡る思い出の山々」シリーズは完結となります。振り返るとこれらの九州の山々は自分にとって大変身近な山だったんだと改めて思いました。
こよいは ここらでよかろかい