人生は邂逅なり

新たな出会いを求めて

★キス釣り

2019年04月15日 | 釣り

昨日の4月14日久しぶりのキス釣りです。数年前までは釣友の赤穂さんが肥前町大浦浜にマイボートを係留していて、その船で毎年何回もキス釣り連れて行ってもらったものでした。船を手放したそれ以降は年に1-2回ほどのキス釣りとなっています。十数年前の若かりし黒母瀬での赤穂さんです。

わたしのブログにおいでの釣り人の方で、「黒母瀬かぁ懐かしい」という方がいられると思いますので写真を添えます。ここの夜釣りの大敵は蚊です。この時は蚊の猛攻を避け、風の強い燈台の下に避難したのですが、横になって眠ろうとすると、風の影響のない胸の周りを「ブ~ン・ブ~ン」と飛ばれ、不快極まりない眠れない一夜を忘れることができません。

赤穂さんの船でのキス釣りのポイントは、福島の初崎キャンプ場を回り込んだところです。ここは尺ギスも釣れるポイントがあり、釣行のたびに楽しい思い出があります。写真は13年前の尺ギスです。

向さんに我が家に迎えに来てもらい、近所の中原釣具店に集合します。夜が明けるのもすっかり早くなりました。午前5時40分ごろ港に着いて荷物を船に積み込みます。今日のメンバーは気の合う釣り仲間の倉田さん、向こうさん、木原さん、藤井さんの5人での釣行となります。

今日は日曜日ですが、ここ大入港の船のオーナさんはお年寄りが多く、お昼から天気が崩れるという予報もあり出漁を見合わせているのか、それとも遅い時間での出漁でしょうか、たくさんの船はその時を待っているような佇まい(たたずまい)です。

午前6時出港です。船のオーナ藤井さんは今日の午後には所用があり、午前中だけの釣りとなります。当初は昼のヤリイカ(ケンサキイカ)も楽しもうと欲張りな計画でしたが・・・・本日はコンディションのいい岩デコ(釣り餌)を一人800g(980円)中原釣り具で購入し、キス釣りのみで出漁です。

キス釣りは遠くへ走る必要がありません。港から10分程度の福吉港の近くにやってきました。

5月からキス網が解禁となりますが、その前にと数隻の船がキス釣りを楽しんでいます。また、昨年は全く不漁だったキスが、今年はよく釣れているとの釣具屋情報もあり、期待が膨らみます。

キスとはいえやはり海底が変化にとんだところを好みます。キスは砂浜などで頭を下げて海底を嗅ぎまわるように泳ぎ、ゴカイ・スナモグリ・ヨコエビなど海底にひそむ底生生物を捕食します。それら底生生物が住んでいる変化にとんだ場所を、過去のデータや経験などから紐解いていきます。

釣るポイントが決まり、さっそく欲張りな私はスピニングリールとベイトリールの2本の竿を出しました。そんなに高額なものではありませんが、もちろん竿もリールもシマノ製品です。

ポツポツと良い型のキスが釣れだしますが、なかなか波に乗れない木原さんです。

わたしにショウサイフグが釣れました。このフグは関東では格好の釣り対象魚みたいです。大変美味しいフグだそうですが・・・・

仕掛けが悪いのか?悩んでいた木原さんも、私の手作りの仕掛けに変えキスが釣れだしました。

子気味の良い引きと美しい魚体は、「Beach Queen」でしょうか。日本沿岸砂地があればどこにでもいる魚です。得てしてどこにでもいる魚は嫌われ者が多いものですが、シロギスほど愛される魚はいません。

あたりが止まると移動します。今は無風の状態で潮受け(パラシュートアンカーと言われるもので、海水の抵抗を受けて錨のような役をさせる)を、入れる必要がないので、投入や回収の手間が省け船のフットワークもすこぶる快調です。

わたしの釣り仲間も大漁に大満足です。

生簀に生かしているキスもだんだん増えてきました。

このイトヒキハゼはせいぜい10cmそこらの小さなハゼですが、内湾の砂泥地でテッポウエビ類と共生しているそうで、針をはずそうとすると大きな口で噛みついてきます。全く痛くはないのですが、素早い動きでかみつくのでかなりビックリします。またの名をテカミ(手噛み)とも呼ぶようです。

一荷(2匹一緒に釣れること)は、それぞれのリズムの引きと、海底からの2匹の重みで釣りあがってきて、大変楽しく嬉しいものです。それが何回となく繰り返されます。

船首の3人も好調な釣りとなっています。

わたしは2本の竿を両手に持ち、あたりを捕えていきます。ただこんな大漁時には息つく暇もありません。最後の方は竿1本での釣りとなりました。

天気予報が少し早まったか11時前には南西の風が強くなりだし、内湾にもかかわらず海が騒いできました。

私以外の人たちからは、早く納竿したい気持ちが伝わりますが・・・・

雨もパラパラと降りだしました。これ以上我儘を通して釣ることはできません。撤収です。

皆さん釣りを楽しめ大満足の様子です。

タイミングよく雨に濡れることなく釣りを終えました。

釣果は、釣りに行った全員で分配することがこの船のルールです。5時間ほどの釣りでしたが、釣果は5人で250匹もの大漁となりました。一人50匹づつですが、一人暮らしの向こうくんからたくさんおすそ分けしてもらいます。

藤井さん今日も楽しい釣りありがとうございました。

小雨降る中を帰路につきます。急いで帰りたい向こうくんに我がまま言って、帰りに友達の家2軒に魚を届けます。帰り着いたら近所におすそ分けして、残った50匹を1時間ほどかけ、孫たちと友人2人と我が家の分にと三枚に開きました。少し低い台所の高さで中腰気味の作業に、腰も痛くなり釣りより疲れました。

がっこうからの かえっみっ ごかいばほって ついにいっごった めったにつれんどん かわきぃが くっと わっぜうれひかもんやった

学校からの帰り道 ゴカイを掘って 釣りに行っていました めったに釣れるものではないのですが アオギス(きれいな渚に生息します。今や絶滅危惧の魚でしょうか)が 釣れると 大変うれしいものでした。


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