海上保安庁で、4月1日より緊急通報位置情報通知システムの運用が開始されます。
システムに対応した第3世代携帯電話を使って118番通報をすると、緯度・経度・位置の誤差が通知されるシステムとのことで、非常に頼りになる存在ですね。
機器が進歩して、ますます海の安全確保が進みます。
でも、あくまで携帯電話の通話圏内でのお話です。
シーカヤックのフィールドには、通話圏外の場所も多いことをお忘れ無く。
ちなみに、携帯電話があれば位置の説明をしなくても済むわけでわありません。念のため。あくまで通報先のモニターに位置情報が表示されるシステムです。
海上保安庁では、通報時に位置や最寄りの目標物などの情報も必ず聞くそうです。
※状況によっては誤差がかなり大きくなるためだそうです。誤差は数百m~10kmと、GPS対応の有無や状況によっては大きな誤差がでるようです。海の上で位置誤差を10kmに絞ってもらえれば非常に有効ですね。
自分自身が遭難したときや、グループ内での大きなトラブル、はたまた漂流者を発見したときなど、通報する場面は様々です。
常に自分の位置を把握するのはもちろんのこと、第三者にわかりやすく正確に自分の位置を伝えるトレーニングや勉強も、シーカヤッカーには必須ですね。
システムの概要に関しては、こんな記事も見つけました。
このシステムのお世話になることがないように、お互いしっかり気をつけましょう。