T:「・・・おや。」
T:「づな殿ではござらんか。
しばらくぶりのその顔、
またふっくらとなさったのではないか。」
づ:「いやいや、これは俗に言う「むくみ」というやつじゃ。
先刻、水を飲んだのでそのせいであろう。気になさるな。
それよりも見よ、拙者のこの柔軟さを。」
T:「ほう。
直立したまま床に手の指先を到達できるようになったか。
近頃始めた、よーがという武術か。」
づ:「左様。
遥か海を渡った印度王国に古来より伝わるあれじゃ。
日々の鍛錬の賜物ぞ。以前は全く届かなかった床がほれ、ここまで近うなった」
T:「成程。(笑止)
まあしかし、多少体が柔らかくなったところで痩身効果が
全く見られないのは一目瞭然でござるな。いや、愉快」
づ:「いちいち一言多いのじゃそなたは。
そっちの効果はおいおい表れてゆくことじゃろうよ。」
T:「あいわかった、そういうことにしておこう。
して、今日はそのふっくらとした顔を見せに参られただけでござるか?」
づ:「いや、そうまで言われては拙者も黙っておれぬ。
勝負じゃ。」
T:「望むところよ。せいぜいひっくり返らぬように気をつけることじゃ」
づ:「・・よかろう。」
いざ!!!
T:「・・・ピッ」
づ:「いやはや、うっかりしておったが拙者これより
江戸へと物見遊山に出掛けるところであった。
先刻のあの目方は何だったのじゃ?白昼夢か?成程、今のがそうか。
いかんいかん、こんな所で油を売っている場合ではないわ、出立の時刻じゃ。それでは御免。」
T:「づな殿ではござらんか。
しばらくぶりのその顔、
またふっくらとなさったのではないか。」
づ:「いやいや、これは俗に言う「むくみ」というやつじゃ。
先刻、水を飲んだのでそのせいであろう。気になさるな。
それよりも見よ、拙者のこの柔軟さを。」
T:「ほう。
直立したまま床に手の指先を到達できるようになったか。
近頃始めた、よーがという武術か。」
づ:「左様。
遥か海を渡った印度王国に古来より伝わるあれじゃ。
日々の鍛錬の賜物ぞ。以前は全く届かなかった床がほれ、ここまで近うなった」
T:「成程。(笑止)
まあしかし、多少体が柔らかくなったところで痩身効果が
全く見られないのは一目瞭然でござるな。いや、愉快」
づ:「いちいち一言多いのじゃそなたは。
そっちの効果はおいおい表れてゆくことじゃろうよ。」
T:「あいわかった、そういうことにしておこう。
して、今日はそのふっくらとした顔を見せに参られただけでござるか?」
づ:「いや、そうまで言われては拙者も黙っておれぬ。
勝負じゃ。」
T:「望むところよ。せいぜいひっくり返らぬように気をつけることじゃ」
づ:「・・よかろう。」
いざ!!!
T:「・・・ピッ」
づ:「いやはや、うっかりしておったが拙者これより
江戸へと物見遊山に出掛けるところであった。
先刻のあの目方は何だったのじゃ?白昼夢か?成程、今のがそうか。
いかんいかん、こんな所で油を売っている場合ではないわ、出立の時刻じゃ。それでは御免。」